スリランカの結婚式に招待された場合、ご祝儀はどうするのか、どのような式になるのか疑問や不安を抱く方も多いでしょう。
そこで、スリランカの結婚式のご祝儀、式のマナーについて紹介します。
スリランカの結婚式の内容
新郎新婦はポールと呼ばれる舞台の上に立ちます。
新郎は新婦の腰に白い布を巻いて貞節を示し、さまざまな神聖な儀式を行います。
その後、指輪を交換し、花嫁にネックレスを贈り、新郎新婦は小指を白い糸で結び、聖水をかけます。
最後に、ふたりはそれぞれの両親に葉っぱを渡し、感謝の気持ちを込めて祈りを捧げまっす。
祈る順番は、仏教の教えに従い、年功序列で決めるのが一般的。
スリランカ結婚式の費用について
細部にまでこだわった派手な和婚をイメージしても、日本円で30万円前後が平均と言われています。
また、お車代と運転手代は10万円以下。
これは非常に安く聞こえるかもしれません。
実際、日本の結婚式の1割程度と言われています。
しかし、スリランカの平均月収は1万5千円から2万円程度と思われ、日本の1割にも満たないので、そう簡単にはいかないのです。
スリランカの結婚式のご祝儀
受付はなく、式中に参列者が自由に渡すのが一般的。
ハグをして熱く挨拶しながら、自然に封筒を手渡すことです。
封筒は日本のようにフォーマルなものである必要はなく、ごく普通のものでよいでしょう。
また、新札ではなく、財布にあるものを封筒に入れてもかまいません。
また、現金の代わりに食器などを贈る人も多いようです。
このような事情から、スリランカでは「結婚費用のご祝儀」はあまり一般的ではないようです。
スリランカ結婚式後の習慣について
結婚式が終わると、新郎新婦と招待客は一人ずつ挨拶を交わし、一緒に写真を撮ります。
お開きの時間になると、新郎新婦の写真と一緒にゲストにプレゼントされます。
前者の写真には、新郎新婦からの簡単なメッセージが添えられていることが多いです。
また、挙式から数日後、ふたりの自宅で親しい友人や家族を招いてパーティーを開きます。
自宅ではなく、ホテルで開かれることもあります。
このほかにも、その土地ならではの儀式や習慣があります。
結婚式の開始時間にかかわらず、家を出る時間は仏教由来の占いによって決められることが多いです。
いくら結婚式場が家から近くても、夜中に家を出なければならないケースさえあります。
しかし近年は、そんな手間を惜しんで占いをせず、自分の都合のいい時間に家を出るという選択をする人が若者を中心に増えているといいます。
スリランカの結婚式ではご祝儀が不要な場合も
スリランカの結婚式では、ご祝儀ではなくプレゼントを渡すことがあります。
日本のように「結婚式＝ご祝儀必須」ではないため、新郎新婦の好みや事情に合わせて選びましょう。
⇒⇒【こちらの記事もオススメ】
結婚祝いに人気のプレゼント！友達・親戚・いとこなど関係性問わずおすすめのアイテム
