サボテンに白いカビが生える|白いふわふわしたカビの原因と対処法

サボテンに白いカビが生える|白いふわふわしたカビの原因と対処法

サボテンはコンパクトでどの部屋にも置くことができ、お手入れも簡単ですが、適切に管理しないと表面が腐って柔らかくなってしまいます。

サボテンが柔らかくなった場合は「腐っている」状態であり、放置すると枯れてしまいますが、復活できる場合もあります。

今回は、サボテンの腐敗の原因、復活方法、正しい育て方について詳しく紹介します。

サボテンの特徴

サボテンは高地の涼しい場所で育つため、髪のような細い棘が昼夜の温度差から保護する役割を果たしています。

育て方は通常のサボテンと同じですが、通気性の良い場所に置き、強い日光に当てると白い髪がふわふわになります。

ただし、湿った状態になると髪が汚れてしまうので、水やりには注意が必要です。

サボテンが腐る原因

根腐れ

サボテンの根が腐ってしまうと水分や栄養を吸収できなくなります。

根腐れは植物を育てる上で最も一般的な問題であり、放置すると全体が枯れてしまう可能性があります。

根腐れは水やりのし過ぎや、土壌環境が悪い場合に発生し、特に水やりのし過ぎが大きな要因です。

種類によりますが、サボテンは基本的に乾燥を好むため、過剰な水やりに注意が必要です。


カビ

カビは植物を育てる際によくある問題で、サボテンには白いふわふわしたカビが発生しやすいです。

カビは栽培環境に起因し、湿度や通気の悪さが成長を促進します。

特に湿度が高く、通気が悪い環境でカビが発生します。

サボテンは基本的に乾燥した環境を好むため、湿度の高い状態が続くと弱くなります。

サボテンに黒い斑点がある場合、それもカビの一種です。

黒い斑点状のカビは、カイガラムシやアブラムシなどの害虫の排泄物によって引き起こされます。

このカビが成長すると、「すす病」とも呼ばれ、黒い斑点がすすのように見えることから名付けられました。

栽培環境

日本のように四季があり温度が変化する地域でサボテンを育てる場合、気候に合わせた栽培環境を準備する必要があります。

寒さや極端な乾燥に弱いサボテンは、冬には成長が遅くなります。

そのため、冬に室内外の急激な温度変化によって腐ることがあります。

基本的に、サボテンは冬に5℃を下回らない環境で栽培されるべきです。

しかし、屋外で育てていると、急に温かい室内に移動すると、環境の変化についていけず弱くなってしまうことがあります。

急な温度変化に注意が必要です。

湿度が高すぎると腐る

湿度が高すぎる場合や、暗い部屋に長時間置くと、サボテンの茎が柔らかくなり腐ります。

たとえば、水やりが多すぎたり、日光や通気の悪い場所に置いたりすると、鉢の内部が湿気を帯びて根が腐ってしまいます。

サボテンを育てる際は、季節に応じて水やりを行い、直射日光を避けて明るく通気性の良い場所で育てることが大切です。

サボテンにとっての悪環境を知る

サボテンは最高40℃、最低5℃まで耐えることができる頑丈な植物ですが、急激な温度変化には弱いです。

日本では、季節に応じて水やりや場所を変更する必要があります。

サボテンが腐らないようにするためには、悪環境を理解し、問題が起こる前に対策を講じることが重要です。


サボテンの白いカビを取り除く方法

サボテンが白いカビで腐っている場合、その対処法は白いふわふわしたカビを取り除くことです。

取り除く際に気をつけるポイントがいくつかあり、腐敗の状態によっては切除が必要になることもあります。

カビは悪環境で発生するため、対処後は適切な場所に移動することが重要です。

カビ取り剤での復活

白カビや黒点状のカビは、カビ取り剤を使って除去することができます。

カビ取り剤はホームセンターや園芸店で購入できます。

植物用のものを使用することが大切です。

アルコールもカビを殺すことができますが、サボテンにダメージを与える可能性があるため、植物専用のカビ取り剤を使う方が安全です。

カビが成長するのを防ぐ

サボテンにカビが生えた場合は、すぐに対処することが必要です。

放置すると表面だけでなく、内部にもカビが成長してしまいます。

また、土の中にカビが生えている場合も注意が必要です。

カビを取り除く際には、カビが土に落ちないように注意が必要です。

状態に応じて切除する

一部のカビは、カビ取り剤を使っても除去できない場合があります。

この場合、取り除けない部分は切除します。

カビの残りがあると、さらに広がってしまうので、症状の程度に応じて切り取る必要があります。

適切な場所に移動する

カビを完全に取り除いたら、適切な場所に移動します。

暗くて通気の悪い場所では湿度が高くなりやすく、カビが再発しやすくなります。

そのため、サボテンに適した環境を確保することが復活の鍵です。

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根腐れによる腐敗の場合の復活方法

サボテンが柔らかくなると、枯れてしまうのではないかと心配になるかもしれません。

しかし、初期段階で根腐れに気づけば復活することが可能です。

根腐れが原因で腐敗している場合の復活方法は以下の通りです。

腐った部分を切り取る

サボテンの腐敗が根腐れによるものであれば、腐った部分を切り取り、新しい土に植え替えることで復活できます。

腐った部分を切り取ることで、残った部分を新しい土に植え替えれば、再び成長します。

植え替えによって、土の通気性や排水性を改善することもできます。

ただし、全体が柔らかくなってしまった場合は、残念ながら元の状態には戻りません。

サボテンに白いカビが生えないように正しく育てよう

サボテンは約20年の寿命があると言われており、他の植物よりも長いです。

柔らかくなったサボテンを復活させた後は、同じミスを繰り返さないよう努力する必要があります。

上記のように正しく育て続けることができれば、愛着が湧き、そのかわいらしさに癒されることでしょう。

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