お気に入りのサボテンが折れたことはありますか?サボテンが折れたら、もうダメだと思って育てるのを諦めてしまう人もいるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください!折れたサボテンも、状態に応じた適切な対処をすれば、修復できる可能性があります。
この記事では、折れたサボテンを修復する方法や、グルーを使った修理方法、そしてサボテンが折れないようにするための予防策を紹介します。
サボテンが折れる原因
サボテンが折れる原因は、切り口を見れば判断できます。
新鮮で緑色の切り口
鉢を倒すなど強い衝撃を受けて折れた場合、切り口が緑で新鮮です。
茶色くて柔らかくなった切り口
虫害や根腐れが原因で、傷から細菌が入り腐っている場合です。
外部の衝撃で折れた場合、予期せぬ出来事によるものなので仕方ありませんが、サボテンが折れないようにするためには注意が必要です。
サボテンが折れたときはどうすればよい?
サボテンが折れるとダメージを受けますが、乾燥した土地に適応しているサボテンは再生力が非常に高いです。
季節によっては、折れたままでも自然に回復することもありますが、できるだけ早く適切な対処を行うことで、復活の可能性が高まります。
サボテンが折れた場合、折れた部分をよく確認し、折れた原因に応じて適切な対応をしてください。
特に、根腐れや細菌が傷口から入っている場合、早めに対処することで復活の確率が高くなります。
折れたサボテンの修復方法
サボテンが折れると、修復方法は折れた部分の状態によって少し異なります。
まず、折れた部分をよく確認してください。
①切り口が茶色くて柔らかい場合
内部的な原因(根腐れや細菌の侵入)で折れた可能性があります。
この場合、まず腐敗がどこまで広がっているかを確認しましょう。
2. もしサボテン全体が変色して柔らかく腐っている場合は、残念ながら復活できません
3. しかし、腐敗が限られている場合は、変色した部分を取り除けば復活可能です
健康な緑色の部分だけを切り取って乾かし、その後は外部の衝撃で折れたサボテンと同じ方法で復活させます。
風通しの良い日陰に置き、根が出るまで待ちます。
根が出たら、新しい乾いた土に植え替え、再び水やりを始めます。
その後は、日当たりの良い場所に置いて再発防止します。
②切り口が緑で新鮮な場合
外部からの衝撃(鉢を倒すなど)で折れた可能性が高いです。
この場合、サボテン自体は健康な状態です。
折れた部分を挿し木して復活させることができます。
2. 根を出すための刺激剤があれば、切り口に薄くふりかけます
3. 風通しの良い日陰に置き、根が出るまで待ちます。
切り口を下向きに置くとさらに良いです。
この時、水やりは不要です
春や秋の成長期には2~3週間で根が出ますが、冬の休眠期や成長が遅い夏の間は数ヶ月かかることもあります。
気長に待ちましょう。
根が出たら、新しい排水性の良い土に植え替え、数日から1週間後に水やりを始めます。
湿度が高い時期(梅雨など)には、切り口から細菌が入るのを防ぐために、園芸用の殺菌剤を使うと良いでしょう。
年間の季節や植物の種類によって、切り口は数ヶ月後に閉じて成長を始めるか、新しい葉や芽が出ることがあります。
折れたサボテンが再生できるかどうかを見極める方法
折れたサボテンが再生できるかどうかは、折れた部分の状態を見て判断します。
茶色くて柔らかくなった部分
茶色くなって柔らかく腐敗している場合は、変色した部分を切り取り、腐敗の広がり具合を確認します。
もしサボテン全体が腐敗している場合、残念ながら再生は不可能です。
ただし、折れた部分が変色しているだけで、植物の先端にまだ緑が残っていれば、変色部分を取り除いた後に根を出させることで再生できます。
新鮮で緑色の部分
切り口が新鮮で緑色の場合、切り口を乾かして根を出させるか、接ぎ木で再生可能です。
折れたサボテンをグルーで修復できるか?
折れたサボテンは、せっ着剤を使って修復することも可能です。
これは「接ぎ木」という方法で、切れた部分を乾かさずにくっつける方法です。
接ぎ木方法
グルーを使って切り口を接着しますが、グルーの使い方には注意が必要です。
厚く塗りすぎると、切り口の内部組織が再接続できなくなります。
グルーはサボテンの表皮の端に薄く塗るだけにしましょう。
もしグルーだけでは切り口をしっかり固定できない場合は、コットン糸や糸で切り口を固定すると良いです。
上部を糸で縛ると効果的です。
また、接ぎ木を行う際は、切り口に土や汚れが付着していないことを確認してください。
汚れがあると細菌が入り腐敗の原因になります。
接ぎ木をする前に、切り口を水で洗ったりアルコールで消毒したりすると良いでしょう。
サボテンが折れないようにするための予防策
サボテンが折れないようにするためには、次の2点に気をつけましょう。
1. 重りや支えを付けて倒れないようにする
2. サボテン自体を強く育てる
サボテンがぶつかったり鉢が倒れたりするのを避けるために、鉢の重心を調整したり、サポートを加えたりします。
例えば、重いグラベルを使ったり、陶器の鉢を使うと安定しやすいです。
また、柱サボテンのような植物は自重で折れることがあるので、支柱を使って補強するのが効果的です。
また、強く育てるためには、日光と風通しが重要です。
日陰で成長が遅くなると、ひょろひょろとした弱いサボテンになり、壊れやすくなります。
水やりの頻度にも注意が必要です。
基本的には、土が完全に乾いた後にたっぷりと水をやります。
頻繁に水やりをすると、根腐れを引き起こす可能性があるので、土が完全に乾いてから水をやるようにしましょう。
まとめ
折れたサボテンも、適切に対処すれば復活することができます。
早めに手を打てば、その後の成長も順調に進むでしょう。
大切なサボテンが壊れてしまったら、諦めずに修復方法を試してみてください!