旅行や出張など、家を空ける機会は誰にでもあります。
しかし、大切なクレステッドゲッコーを長時間放置にしておくのは心配です。
特にデリケートなクレステッドゲッコーは、留守中の環境の変化に敏感です。
そこで今回は、1週間安心してクレステッドゲッコーだけをお留守番させる方法を解説します。
ケージ内の環境チェックからエサやり、スプレー、レイアウトのアイデアまで、クレステッドゲッコーを一匹で留守番させる前に準備しておくべきことを網羅しました。
この記事を参考に、大切なクレステッドゲッコーが留守中に脱走したり病気になったりしないよう、必要な準備をしてください!
クレステッドゲッコーは何日間エサを食べなくてもいい?
結論から言うと、個体差や状況によって大きく異なりますので、一概には言えません。
一般的には以下の目安が参考になります。
●大人約3~5日
●幼体約2~3日
生後6ヶ月未満、買ったばかり、食欲不振、やや痩せている、抱卵中、産卵後の個体は、1日以上の外出は避けた方が良いでしょう。
クレステッドゲッコーをお留守番させて旅行するのが心配で、ケアが必要な場合、爬虫類を預かってくれるペットシッターやペットホテルを利用してみるのもいいでしょう。
クレステッドゲッコーのお留守番で注意すること
クレステッドゲッコーをお留守番させて旅行に出かける場合、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
クレステッドゲッコーのお留守番のポイントや注意点を紹介します。
脱水症状に注意する
爬虫類は絶食に強いといっても、脱水にはあまり強くないクレステッドゲッコーが多いです。
脱水症状は危険なため、脱水症状を起こさないように注意しましょう。
水切れにならないよう、水飲み器をいつもより大きくし、水の量を増やすことをお勧めします。
クレステッドゲッコーが水飲み器から水を飲めない場合は、タイマー式のミストの購入を検討してみてください。
クレステッドゲッコーをお留守番させるときは温度管理が重要
ペットが留守の間は温度調節ができないので、サーモスタットを使って温度調節を自動化しましょう。
出かける前に餌を与える
クレステッドゲッコーがお腹を空かせないように、出かける前にエサを与えておくとよいでしょう。
ただし、数日留守にするからといって、いつも以上にエサを与えるのはやめましょう。
胃腸に負担がかかって嘔吐の原因になるほか、野菜の食べ残しが腐るためです。
いつもと同じ量で大丈夫です。
置き餌も傷んだり食べすぎたりする可能性が高いため、置き餌もせずいつもの量の餌を食べさせます。
サーモスタットについて
暖房器具に接続し、自動的に温度を調節するものです。
タイマー機能付きなら、バスキングライトやライトと接続して点灯時間をコントロールできます。
●昼夜切り替え可能なタイマー機能付きサーモスタット
●手頃な価格のタイマー機能なしサーモスタット
旅行をすることが決まったら、部屋やケージの温度をいつもよりよく見て対策を決めましょう。
日差しが入って暑くなりやすい部屋は要注意です。
クレステッドゲッコーのお留守番の準備をしよう
クレステッドゲッコーをお留守番させることに不安を感じる方も多いと思います。
留守中に何かあったら……と思うと、なかなか放っておけないものです。
しかし、クレステッドゲッコーは断食に比較的強い動物です。
きちんと準備すれば、健康な成体のクレステッドゲッコーなら、数日間旅行をしても大丈夫なことが多いです。
爬虫類は全体的に絶食に強い傾向がありますが、種類や年齢によっては頻繁に餌を与える必要があります。
留守にすることがあらかじめわかっている場合は、念のためフードを購入したお店や獣医師に相談することをおすすめします。