毎日大量の水を使用するお風呂では、水まわりのトラブルも多いです。いざお風呂がつまってしまった場合のために、有効な対処法を紹介します。
- 1. お風呂がつまったときの症状とは?
- 2. お風呂の排水溝の構造について
- 3. お風呂のなかでつまりやすい場所
- 4. お風呂がつまる原因1:皮脂汚れ
- 5. お風呂がつまる原因2:髪
- 6. お風呂がつまる原因3:石鹸かす
- 7. お風呂がつまる原因4:異物
- 8. お風呂がつまる原因5:雑菌
- 9. お湯を流す方法は効果がない?
- 10. お風呂のつまり対処法1:重曹
- 11. お風呂のつまり対処法2:クエン酸
- 12. お風呂のつまり対処法3:専用の薬剤
- 13. お風呂のつまり対処法4:ラバーカップ
- 14. お風呂のつまり対処法5:真空式パイプクリーナー
- 15. 自分で対処する際の注意点
- 16. お風呂のつまりは業者へ依頼
- 17. お風呂のつまりを予防する方法
- 18. 業者に任せるのがおすすめ
お風呂がつまったときの症状とは?
・水はけが悪くなる
・水が溢れてしまう
・悪臭がする
お風呂の排水溝の構造について
浴槽内と洗い場、それぞれに1つずつ排水口があります。浴槽内から伸びている排水管は洗い場の排水口につながり、そこから1つの排水管となるのです。
お風呂の種類によって、構造が異なる場合もあります。
お風呂のなかでつまりやすい場所
・浴槽内の排水口
・洗い場の排水口
・排水トラップ
・排水管
お風呂がつまる原因1:皮脂汚れ
毎日体を洗うことで、少しずつ皮脂汚れが排水管に蓄積します。
皮脂汚れのほか、垢も蓄積してつまりの原因となり、ある一定の量まで蓄積すると、つまりが発生するのです。
お風呂がつまる原因2:髪
排水口のつまりのうち、もっとも多いといっても過言ではない原因です。1人あたり、1日に50~100本の髪の毛が抜けるとされています。
髪の毛と共に洗剤や皮脂汚れが付着して、つまりの原因となることも多いです。
お風呂がつまる原因3:石鹸かす
ボディソープやシャンプーのかすは、ぬめりがあることが特徴。髪の毛などと混ざって、塊状になりつまりの原因となってしまうこともあります。
毎日使うアイテムであるため、皮脂や髪の毛などと共にどうしても蓄積してしまう汚れです。
お風呂がつまる原因4:異物
ボトルのキャップやカミソリの刃、石鹸の包み紙などは、お風呂の排水口に流れやすいです。大きな異物ならば、比較的簡単に取り除ける場合が多いです。
ただし、小さい異物がいくつも蓄積して大きな異物となってしまう場合もあります。
お風呂がつまる原因5:雑菌
お風呂は、さまざまな雑菌を繁殖させやすい場所。しっかりと掃除して清潔な状態を保つことができれば、ある程度雑菌の繁殖を抑えることはできます。
皮脂汚れや石鹸かす、髪の毛などが排水管に蓄積すると、それがエサとなり雑菌が繁殖してヌメリが発生します。
お湯を流す方法は効果がない?
キッチンやトイレなどの排水管がつまった場合は、お湯を流すとつまりが解消されることがあります。お風呂の場合は日常的にお湯が流れているため、つまりの解消法としては成立しないのです。
熱すぎるお湯を流してしまうと、お風呂の設備が破損してしまう可能性もあります。
お風呂のつまり対処法1:重曹
皮脂や垢汚れは弱酸性の汚れなので、アルカリ性の重曹が有効です。重曹とお酢を同量混ぜて排水管に流す方法も有効な場合があります。
ただし、つまりの状況によっては効果がない場合もあります。
お風呂のつまり対処法2:クエン酸
石鹸かすはアルカリ性なので、酸性のクエン酸が効果的です。重曹と混ぜることで、皮脂汚れを落とすことができるとされています。
ただし、つまりの状況によっては効果がない場合もあります。
お風呂のつまり対処法3:専用の薬剤
皮脂汚れや石鹸かすなどによってつまってしまっている場合には、専用の薬剤で溶かすと効果的です。
髪の毛のつまりにも有効な場合があります。薬剤を使う場合は、必ず換気をしましょう。
お風呂のつまり対処法4:ラバーカップ
ラバーカップは、スッポンなどと呼ばれる掃除用具のこと。固形物や異物がつまっている場合に有効です。ゴム部分を排水溝に押し当ててゆっくりと押し、押し切ったら素早く引っ張ります。
お風呂のつまり対処法5:真空式パイプクリーナー
ラバーカップをより強力にしたアイテムで、排水管のつまりを治すためのものです。排水管に異物がつまっている場合などは、とても有効なアイテムとされています。
ゴム部分を排水管にセットしたらハンドルをゆっくりと押して水圧をかけ、一気にハンドルを引き上げます。
自分で対処する際の注意点
原因に対して適切な対処をしていないと効果が期待できません。つまっている原因は、見ただけでは明確にできない場合が多いため適切な対処をするのが難しいのです。
無理に対処しようとすると、排水管などを破損させてしまう可能性があります。無理に異物を引っ張り出そうとするなどです。
つまりを悪化させてしまう可能性もあるため注意が必要です。
お風呂のつまりは業者へ依頼
つまりの原因が明確でない場合は業者へ依頼すると効率的に対処が可能です。つまりの原因が手の届かない部分にある場合は、業者へ依頼しないと対処できないことが多いです。
業者へ依頼すれば、お風呂のつまりが悪化することはありません。
お風呂のつまりを予防する方法
・排水口にネットなどを設置して髪の毛や異物を極力流さないようにする
・定期的に専用の薬剤や重曹、クエン酸を流す
・小さな異物でも、流れてしまった場合はすぐに対処する
業者に任せるのがおすすめ
お風呂がつまってしまう原因は、いくつか考えられます。自分で対処するのもいいですが、業者に依頼して的確に対処してもらってはどうでしょうか。