クレステッドゲッコーを飼育していると、ケージやその周辺に虫やコバエがわくことがあります。
しかし、原因を知っていれば対策や予防が可能です。
クレステッドゲッコーにとって危険な虫対策方法もあるため、安全に虫を駆除し、対策をしましょう。
クレステッドゲッコーに虫やコバエがわく原因
虫は外から家に侵入し、室内で卵を産むことで大量発生します。
ただし、外からの侵入を完全に防ぐのは難しく、1匹や2匹が入ってきたからといって必ずしも大量発生するわけではありません。
まずは、クレステッドゲッコーに虫やコバエがわく主な原因を紹介します。
生の野菜や果物
虫のほとんどが野菜や果物が大好きで、それを餌にしながら卵を産みます。
多くのクレステッドゲッコーは生の野菜や果物を好んで食べます。
そのため、クレステッドゲッコーの餌として使うために、ケージや餌の保管場所に放置されることがあります。
もちろん、購入したばかりの状態であれば、冷蔵庫の外に置いていても腐らない限り虫がわくことはありません。
しかし、クレステッドゲッコーに与えるために皮をむいたり、細かく切ったりすると、その状態の野菜や果物は虫を引き寄せます。
生餌にも発生する
多くの爬虫類を飼育していると、生餌を大量に買って自宅で繁殖させた方がコストが抑えられると考えたことがあるかもしれません。
コオロギ、デュビアローチ、ミールワームなどの生餌は、比較的簡単に自宅で繁殖でき、餌代も抑えられるため、生餌の繁殖は非常に良いアイデアです。
しかし、虫の観点から見ると、生餌の繁殖環境にも虫が寄りつきます!
ただし、繁殖中の健康な昆虫には虫が発生しません。
虫が卵を産みつける場所は以下のように多岐にわたります。
●生餌の死骸
●生餌が食べる生の野菜
意外と多くの場所に虫は寄りつきます。
クレステッドゲッコーの糞
虫は、爬虫類の糞にもわきます。
特に、乾燥しにくく、匂いが強い大型の糞には注意が必要です。
クレステッドゲッコーに虫がわかないようにする対策
次に、クレステッドゲッコーに虫がわかないようにする予防策を紹介します。
クレステッドゲッコーにすぐに食べさせる
餌を長時間放置するのはよくありません。
たとえクレステッドゲッコーがすべての餌を食べたとしても、匂いは残ります。
虫は生の野菜や果物の匂いにも引き寄せられるので、できるだけ早く食べさせましょう。
さらに、残った生の野菜や果物を長時間放置するとカビが生え、爬虫類に悪影響を与える可能性があります。
餌を与える皿を工夫する
クレステッドゲッコーが餌を食べやすい餌皿を用意することも大切です。
特に、餌が散らばりにくい皿を選ぶことで、餌が無駄になるのを防げます。
産卵床を定期的に交換する
特に土を使ってコオロギの卵を産ませている場合、同じ土を放置すると虫も卵を産みます。
爬虫類と比べて生餌はストレスに強いため、繁殖ケージをできるだけ清潔に保つことが安全です。
糞の処理がしやすい環境を作る
ペットシートなど、掃除が簡単な床材を使うのも良い方法です。
汚れたらすぐに取り替えられるので、掃除の手間が省けます。
クレステッドゲッコーに虫が繁殖した時の注意点
クレステッドゲッコーを飼っている場合、殺虫剤は絶対に使わないでください。
クレステッドゲッコーが死んでしまいます。
また、他の家から殺虫剤の成分が風に乗って入ってくることも危険です。
殺虫剤を使わずに害虫を駆除するためには、虫よけ機能のあるランプを使用することをお勧めします。
虫が発生したら、
① 発生源を特定する
② 発生したもの(生餌も含む)を処分する
③ 家全体に散らばった虫を駆除する
このような対策を取る必要があります。
事前に予防策を講じて、快適なクレステッドゲッコー飼育ライフを送りましょう。