メガネは、通常の使い方をしていても案外汚れやすいです。
フレームやレンズに傷をつけないように、汚れを落とすにはどうすれば良いかを解説します。
メガネに付着する汚れと?
レンズに付きやすいのは、抜けたまつげです。
直接触れていなくても、まつげが抜け落ちた場合にはレンズに付着します。
また、涙は油分も含むため、レンズに付着すると乾いたときに汚れとなって残ります。
テンプルの内側や鼻パッドは顔に密着し、皮脂汚れが付きやすいでしょう。
メイクしている場合、皮脂だけでなく化粧品も付着します。
さらに、メガネをかけたままヘアメイクをすると、整髪剤なども付きやすいです。
ほかにも、レンズの外側は花粉やほこりが付きやすいなど、メガネは部分によって付着する汚れの種類が異なります。
メガネが汚れる原因
メガネが汚れる主な原因を4つ紹介します。
①無意識に触れる
普通にメガネをかけているだけでも、鼻と耳の周囲でメガネと顔は接しているため、まったく汚れが付かないようにすることは難しいです。
メガネの掛け外しだけでも手指の皮脂が付き、掛け外しの角度によっては、レンズが顔に触れることもあるでしょう。
ずれ落ちやすいメガネは、正しい位置に直すために手で触れる回数が多いです。
②メガネの歪み
メガネを両手でまっすぐ外せば、手指の皮脂が付着する部分は限られるため、顔の皮脂や化粧品がレンズに付着することも避けられます。
片手で掛け外ししたり、メガネをかけたまま寝たりすることでゆがみが生じると、左右のレンズと顔までの距離に違いが生じます。
メガネの歪みによって、顔と接触しやすくなったり、片方だけ汚れが付着しやすくなったりするでしょう。
また、テンプルの広がりに左右差ができると、メガネを支える位置がずれ、強く顔に押し付けられるようになると、耳当ての部分だけでなく、テンプルの内側全体が汚れます。
③汗の蓄積
汗が付着したまま放置すると、ネジなど金属の部分に緑青ができます。
汗に含まれる塩分や酸によって、金属が錆びたことによってできるものです。
緑青ができてしまうと自宅では簡単に落とせず、ネジなど金属の交換が必要になります。
こまめに汗を拭きとるなど、汗が蓄積しないようにする必要があるでしょう。
汗をよく書く場合は、メガネを定期的に洗うことも必要です。
④パーツの劣化
プラスチックフレームは熱に弱いため、表面が劣化したり変形したりすると、付着した汚れが取れにくくなります。
プラスチックレンズは傷がつきやすく、使用していなくても劣化します。
また、プラスチックは酸や薬品にも弱く、表面が変質すると、汚れが目立ちやすくなるでしょう。
メガネの汚れは拭かずに洗うことが大切
汚れが付いたメガネを、メガネ拭きなどで直接拭くのは避けましょう。
汚れを布や紙でこすりつけることになり、汚れの種類によってはレンズやフレームに傷をつけたり広げたりすることになってしまいます。
レンズのコーティングは熱や酸、アルカリに弱く、入浴時に石けんなどで洗うのもNGです。
まず、水で汚れを洗い流し、レンズに油汚れが付着している場合は専用のメガネクリーナーで洗います。
台所用の中性洗剤を使う場合は、指先に洗剤を少量つけ、表面を優しくなでるように洗い、よくすすぎましょう。
洗った後は、柔らかいティッシュなどで水分を良く拭き取ることが大事です。
接続部や、レンズの溝は特に水が残らないように注意しましょう。
メガネに汚れがこびりつく前に落とそう
汚れは放置すると、軽い力では落とせなくなってしまうため、こびりつく前に落とすことが大事です。
メガネをクリーニングして、汚れによる買い替えの頻度を減らしましょう。
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