マレーシアは多民族国家で、主にマレー系、中華系、インド系の3つの民族で構成されています。
面白いのは、同じマレーシア人でありながら、各民族の習慣や文化、言語がまったく違うことです。
今回は、マレーシアにお住まいの方なら一度は参加するであろう結婚式事情について詳しくお話します。
マレーシアの結婚式では何をどのように贈ればいいの?
初めて異文化の結婚式に出席する場合、引き出物のマナーが気になりますよね。
ちなみに、マレー式の引き出物には2種類あります。
新郎新婦が友人や同僚の場合
50~70リンギット(約1,000~2,000円)が相場。
新郎新婦が部下の場合
平均70~150リンギット(約1,700~4,000円)。
日本と比べると非常に安いです
ちなみに、日本では祝儀袋をきちんとした封筒に入れて贈る習慣がありますが、こちらではダイソーで売っているお年玉袋のような簡易的な封筒で問題ありません。
渡し方ですが、日本のように受付があるわけではないので、直接本人に渡すか、新郎のお父さんに渡します。
マレーシアの結婚式|結婚祝いのプレゼントの渡し方
プレゼントも現金ではなく、ご祝儀という形になります。
ブランド品、靴、香水、日用品などを結婚祝いとして包みます。
ただし、相手の好みがわからない場合は、プレゼントよりも現金の方が喜ばれる可能性が高いです。
マレーシアの結婚式には何を着ていけばいい?
招待客がイスラム教徒でなくても、イスラム教徒への配慮から肌の露出が多い服装は避けた方がよいでしょう。
・背中の大きく開いた服
・胸元が露出している服(鎖骨が隠れるか、鎖骨の下まであるものがベター)
・ミニスカート(膝丈なら可)
・体のラインが出るタイトなドレス
・できればノースリーブより袖のあるもの
注意事項
マレー系カップルの中には、モスク(日本の神社のような神聖な祈りの場)で結婚式を挙げる人もいるため、非イスラム教徒でも会場がモスクの場合は髪や肌を隠す必要があるので要注意。
上記のNGな服装以外は基本的に自由です。
小奇麗にしていても全く問題ありません。
しかし、ジーンズにTシャツで来ている現地の人もいるくらいなので、日本ほどきちんとした格好をする必要はなさそうです。
マレーシアの結婚式では退出は自由
帰るタイミングは食事形態によって異なります。
食事形式には2種類ります。
ひとつは、ビュッフェ形式とコース形式です。
ビュッフェスタイルでお腹が満足すれば、コーススタイルがすべて提供された時点で退席することができます。
食事が終わると、ゲストは別のテーブルに移動しておしゃべりをしたり、帰ったりします。
ただし、新郎新婦に一言挨拶をしてから退席するのがマナーです。