スティルトンチーズのカロリーや美味しい食べ方を紹介します。また、スティルトンを名乗るための条件があります。その条件とは何かについても見ていきましょう。
スティルトンチーズとは
スティルトンは、青カビチーズの一種です。
世界三大ブルーチーズの1つです。
エリザベス二世に愛されたチーズとして有名なスティルトンは、ハンティンドンシャー州の街スティルトンが発祥のチーズです。
スティルトンに実在したホテルで、18世紀に販売をした記録が残されていました。
スティルトンは、決められた地域で生産されたもののみスティルトンチーズとして認められています。
スティルトンを名乗るための条件
スティルトンの中でも「ブルースティルトン」という名称で販売をするためには、条件を満たさなければなりません。
ブルースティルトンの条件は全部で6つです。
1つ目は、限られた地域でのみ生産されているという事、さらに原材料は地元産の者を使用しなければなりません。
また、地元産の生乳は低温殺菌したもののみとなります。
2つ目は伝統的な形状を守り、直径20cmの円筒形をしていること、3つ目はスティルトンの表面は人工的ではなく熟成段階で自然に作られているということです。
4つ目は、水分を抜く際に圧縮をしないこと、5つ目は青かびの模様が放射状に出ていること、6つ目はスティルトンの特徴である味が出ているかどうかです。
これらの条件をクリアしたものが、スティルトンと呼ばれます。
スティルトン食べやすいカロリー
これまで生産されていたスティルトンは、生クリームを使用した材料であったため、脂肪分が70%前後もありました。
しかし、現在生産されているスティルトンは、50%前後となっています。
他の青カビチーズのと比較をしても、脂肪分が多いというわけではなく万人受けをするカロリーになりました。
ブルースティルトンの他に、フレッシュチーズであるホワイトスティルトンも生産されています。
ブルースティルトンは青カビを使用していることもあり、おつまみに最適です。
ホワイトスティルトンは、クリーミーな味わいがあるためデザートとして楽しまれています。
フルーツを混ぜて作ったデザートは、日本でも人気があります。
スティルトンの楽しみ方
スティルトンは、青カビチーズならではの刺激と塩気が特徴です。
少し特徴のある香りのスティルトンを美味しく食べる方法は、バケットやクラッカーに乗せるという方法です。
基本的に、チーズが作られている土地で生産されるワインと一緒に楽しむことがおすすめです。
しかし、スティルトンの場合、他国のワインと一緒に食べると美味しいともいわれています。
ヨーグルトにも合うため、スティルトンとヨーグルトと混ぜて野菜をディップして食べるという方法もおすすめです。
お肉にも合うため、ステーキなどに添えても良いでしょう。
スティルトンは香りが大切
スティルトンを購入し、自宅で楽しむ場合は1度に食べきることができない場合もあるでしょう。
その場合、乾燥しないように保存をする事が大切です。
カットした面はラップで包み、さらに密閉容器に入れて冷蔵庫に入れます。
冷凍保存をするのであれば、数か月保存することも可能です。
しかし、香りの劣化を防ぐためには購入してから早い段階で食べてしまう事が良いでしょう。
ブルーチーズの香りや、限られた地域でのみ生産されているという背景も同時に楽しんでください。