クレステッドゲッコーの健康問題のひとつに、壁で滑って登れなくなるというものがあります。
この記事では、クレステッドゲッコーがすべってるときの原因と対処法を紹介します。
クレステッドゲッコーがすべる原因①脱皮前
クレステッドゲッコーの脱皮前は皮膚が緩み、一時的に壁にくっつかなくなることがあります。
その見分け方は、体色が全体的に白っぽくなることです。
その場合は一時的なものなので、ケージ内の湿度を上げて換毛に備えましょう。
具体的には湿度を60%以上に保つと良いでしょう。
乾燥する季節は特に注意してください。
●朝と夕方に霧吹きをする
●床材を変える
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クレステッドゲッコーがすべる原因②脱皮不全
クレステッドゲッコーが脱皮後に滑ってしまう場合は、きちんと脱皮できていない可能性があります。
手や足の裏の趾下板に皮膚が残っていることがあります。
指先の不完全な脱皮を放置しておくと、最悪の場合、指が壊死して危険です。
皮膚が残っている場合は、そっと取り除きます。
すぐに剥がれない場合は、柔らかくしてから剥がすとよいでしょう。
不安な場合は、獣医さんで処置してもらうことも検討してください。
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クレステッドゲッコーがすべる原因②手の汚れや油
クレステッドゲッコーの手足の裏が汚れていると、うまくくっつかず滑ってしまいます。
汚れがある場合は、ぬるま湯で汚れを落とします。
クレステッドゲッコーがすべる原因③水分不足
クレステッドゲッコーの体が脱水状態になっている場合にも起こります。
壁に霧吹きで水をかけたり、ケージの中に水鉢を置いたりして、クレステッドゲッコーが水を飲めるようにしてあげましょう。
クレステッドゲッコーがすべる原因④くる病
くる病の初期症状のひとつは、壁を滑り落ちることです。
くる病は怖い病気です。
足先が常に丸まっているなど、くる病の他の症状に気づいたら、すぐに対処しましょう。
獣医を受診し、医師の指導のもと、クレステッドゲッコーにカルシウムとビタミンDのサプリメントを与えましょう。
気温がよければ日光浴も効果的です。
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クレステッドゲッコーがすべってるときは原因を明らかにしよう
クレステッドゲッコーは脱皮前や脱皮不全になると、すべって上に登れないときがあります。
特に、冬は湿度がぐっと下がる傾向があるため対策が必要です。
自分で原因が判断できない場合は、クレステッドゲッコーを購入したお店や獣医師に相談すると良いでしょう。