クレステッドゲッコーは長生きするペットですが、突然死の報告も多くあります。
そのため、クレステッドゲッコーのよくある死因を理解し、「もしかして…」と思ったらすぐに病院に連れて行くことが重要です。
クレステッドゲッコーは呼吸困難のような動作をすることがあります。
具体的には、口を開けたり閉じたりしたり、日光浴をしていないのに口を開けっぱなしにしたり、喉から泣き声のような音を出したりします。
この病気は風邪と併発することが多く、鼻水が出ることもあります。
クレステッドゲッコーの呼吸が荒い原因
主な原因は2つです。
最初から感染しているか、風邪を引いてから肺炎になるケースです。
風邪は低温が原因で発生することが多いようで、特に秋や春など、朝晩の気温が急に下がる季節に注意が必要です。
クレステッドゲッコーの呼吸が荒いときの対処法
ペットショップで生体を購入する前に、まずはよく観察しましょう。
クレステッドゲッコーが苦しそうに見える個体は購入しないことが重要です。
もしそうした個体が見られた場合は、遠慮せずに店員に質問しましょう。
店員が気づいていない可能性もあります。
もしクレステッドゲッコーが肺炎になったり、肺炎にかかっている個体を購入した場合は、すぐに病院に連れて行ってください。
クレステッドゲッコーの呼吸器以外に注意すべき病気
クレステッドゲッコーは、呼吸が荒くなる以外にもかかりやすい病気があります。
拒食症
クレステッドゲッコーがある日突然食事をしなくなる症状です。
成体のクレステッドゲッコーであれば、数日間食べなくても問題ありませんが、幼体の場合は数日でも命に関わることがあります。
数日間食べなくても問題ないとはいえ、拒食症は何かしらの原因があるため、飼育環境を見直すことが大切です。
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くる病
骨が変形し、体が正常に動かなくなる病気です。
最悪の場合、死に至ることもあります。
多くのクレステッドゲッコーに見られる典型的な病気ですが、適切なケアで完全に予防できる病気でもあります。
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脱皮不全
クレステッドゲッコーが正常に皮を脱ぐことができない状態で、重症の場合は体の一部が壊死することもあります。
多くのクレステッドゲッコーは、古い皮を脱ぐことで成長しますが、尻尾の先や指先の皮が残る場合があります。
放置すると、残った皮が血行不良を引き起こし、壊死して脱落することがあります。
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クレステッドゲッコーと長く過ごすために
家庭で飼われているクレステッドゲッコーの中には、てんかん発作や先天的な病気を持つものもいます。
しかし、このようなケース以外にも、正しい知識とケア方法を身につければ防げる病気が多くあります。
クレステッドゲッコーは元々人間と一緒に生活するペットではないため、犬や猫などのペットよりも多くの知識とケアの経験が必要です。
また、クレステッドゲッコーが病気になったときにすぐ診てもらえる獣医を見つけておくことで、死亡リスクを減らすことができます。
新しいクレステッドゲッコーに最適な環境を準備して、できるだけ長い時間を一緒に過ごせるようにしましょう。