育毛効果が期待できるカプサイシンとイソフラボンの効果とは

育毛効果が期待できるカプサイシンとイソフラボンの効果とは

                                                                  育毛に効果が期待できる成分として、カプサイシンが挙げられます。カプサイシンとはどのような成分なのか、育毛にはどのように関連しているのかをチェックしておきましょう。また、カプサイシンと同時に摂取することが推奨されているイソフラボンについても紹介します。

カプサイシンで期待できる効果

カプサイシンとは、唐辛子のなかの辛味成分であり、カロテノイドと呼ばれる赤い色が特徴です。美容や健康促進、ダイエットなどさまざまな効果が期待できるとして 注目されている成分で、主に7つの効果が期待できます。

1つ目が体温の上昇を促し血流を促進する働きです。カプサイシンは辛味成分であるため、体を温める作用も高いといえます。体温が上昇して血流が促進され、自然と体温をさげようとすることによって発汗することが特徴です。カプサイシンで血行が促進され発汗するなど、全身の巡りがよくなることによってダイエット効果も期待できるでしょう。

2つ目が、血流促進によって冷え性の緩和にも役立つことです。毎日適度な運動をすれば血流を促進されて冷え性の緩和につながりますが、忙しいと適度な運動をすることも難しいという人が多いのではないでしょうか。
運動をする時間を確保できないものの全身の巡りをよくしたい、冷え性を緩和したいと考えている人にはカプサイシンを摂取する方法が有効です。カプサイシンによって血行を改善することで、手足など身体の末端にまで血液が届くため、冷えも緩和される可能性があります。

3つ目が、カプサイシンは強い刺激成分であるため刺激で神経を鈍くさせ、痛みを緩和する働きです。
4つ目が消化を促進させる働きであり、辛味成分であるカプサイシンを摂ることによって唾液と胃液も分泌され、消化の促進につながります。

5つ目が整腸作用です。カプサイシンは強い刺激成分であるため食べ過ぎると悪影響を与える可能性がありますが、適量であれば整腸作用も期待できるため胃腸の健康にも役立ちます。加えて腸の動きも活発にする効果が期待でき、便秘解消にも役立つでしょう。
運動不足によってお腹の筋肉が低下すると腸の動きも鈍くなり便秘につながります。そのため、便秘を解消するためには食物繊維といった栄養素だけではなく腸の運動を促すカプサイシンも同時に摂取すると、より効果的だといえるでしょう。

6つ目が食欲を増進する効果です。夏など食欲が落ちる時期や疲れていて食欲がないと感じる際にも、辛味成分を加えることで食べやすくなる効果が期待できます。

7つ目が脂肪の燃焼や分解をサポートする働きです。血流を促進するだけでもむくみや冷えの予防につながり、体の巡りを整える効果が期待できます。カプサイシンは中枢神経を活性化する効果も期待できるため、神経が刺激されることによってアドレナリンが分泌され、脂肪分解酵素のリパーゼの分泌も活発になるのです。結果として脂肪の分解につながり、生活習慣病の予防、血圧の上昇を抑える、中性脂肪を減らすなどさまざまな相乗効果も期待できます。

カプサイシンの育毛効果とは?

カプサイシンには、4つの育毛効果が期待できるといわれています。

1つ目の効果は、毛母細胞の活性化が期待できることです。カプサイシンは毛母細胞に働きかけるIGF-I(インスリン様成長因子)を増加させる作用があり、同時に育毛促進の効果も期待できます。IGF-Iとは、人間の身体の筋肉や骨、皮膚、内臓といったさまざまな部分に含まれるアミノ酸の結合体です。
IGF-Iを増加させることで身体の内側と外側から健康が促進されることでヘアサイクルの乱れを整えると、抜け毛や薄毛予防につながります。

2つ目が、血行が促進されることで摂取した栄養が頭皮まで届きやすくなる効果です。健康な髪の毛が生えてきたり、休止状態であった毛根・毛母細胞も活性化したりといった効果が期待できます。
全身の血行が悪いと頭皮に栄養が行き届かないだけではなく、老廃物も蓄積しやすくなり、抜け毛につながるのです。また、血液の量も増加することで、より血行促進につながります。



3つ目が体温が上昇して汗をかくことに老廃物が排出されやすくなる効果です。頭皮には皮脂腺や汗腺が多く存在するため、汗をかくことは頭皮環境を整えることや育毛に非常に重要なポイントとなります。身体の中に老廃物が蓄積されていると汗の状態も悪くなることが特徴です。
状態の悪いドロドロとした汗で老廃物を排出するのではなく、健康な状態のさらさらとした汗を流すことによって、頭皮や毛根に老廃物が溜まりにくくなります。

4つ目が脂肪の燃焼や代謝の促進作用もagaによい影響を与えることです。体脂肪が多い人は代謝が悪く、汗を流すことで体内の老廃物を排出しにくい状態だといえます。
また、状態の悪い汗をかくため、蒸発しにくく蒸れてしまい、頭皮に皮脂や汗が蓄積し雑菌も繁殖しやすくなるのです。
しかし、カプサイシンを取ることでエネルギー代謝が促進されて脂肪の燃焼を促すことによって、体脂肪が蓄積しにくくなり、状態のよい汗を流せるようになるため育毛によい影響を与えるといえるでしょう。

唐辛子の成分とは

唐辛子には、カプサイシン以外にもビタミンC、カロテン、ビタミンEなどさまざまな栄養素が含まれています。ビタミンCは、疲労回復や風邪の予防など免疫力の向上に効果が期待できる栄養素です。カロテンは免疫を向上させる作用や身体の中でビタミンAに変わり、粘膜や皮膚の健康や育毛にも効果が期待できます。また、肺などの呼吸器管を保護する役割も果たすことが特徴です。ビタミンEは、非常に強い抗酸化作用を持つ成分であり、生活習慣病を防ぐだけではなく肌の健康維持にも重要な役割を果たします。

カプサイシンと一緒に摂取したい食べ物

育毛効果を期待するのであれば、カプサイシンと同時に摂取したいのが、味噌や豆腐、納豆など大豆食品に多く含まれているイソフラボンです。
イソフラボンを摂取することによって期待できる育毛効果としては男性ホルモンが原因の薄毛予防、髪を生成する細胞や皮膚の頭皮の環境の悪化を予防する効果などが期待できます。イソフラボンと女性ホルモンは構造が似ているため、女性ホルモンに類似した作用が期待できる成分なのです。

薄毛の原因の1つとして、男性ホルモンの増加が挙げられます。男性ホルモンが増加することによってホルモンバランスが乱れ、女性ホルモンよりも優位になってしまい、抜け毛や薄毛につながるのです。イソフラボンを摂取することによって、ホルモンバランスの乱れを緩和する効果が期待できます。

また、イソフラボンは男性の薄毛につながるとされる酵素5αリダクターゼの働きを抑える効果も期待できることが特徴です。さらに、イソフラボンは抗酸化物質であるポリフェノールの一種であるため、体内の活性酸素と細胞の結合を予防し、身体の老化を緩和することをにもつながります。

頭皮の血行を促進して老廃物を排出するなどさまざまな効果が期待できるカプサイシンと、ホルモンへの影響が期待できるイソフラボンは、同時に摂取することでより高い育毛効果が期待できるのです。日常のなかで、無理なく同時に摂取するのであれば、麻婆豆腐やスンドゥブチゲなどのメニューを選ぶよう、意識するとよいでしょう。

カプサイシンやイソフラボンの注意点

育毛効果に非常に高い効果が期待できるカプサイシンやイソフラボンですが、育毛効果が期待できるからといって過剰摂取することはリスクが高いため注意が必要です。特にカプサイシンについては、過剰摂取をすることによって喉や胃などの粘膜にダメージを刺激を与える原因になります。

カプサイシンは、長期間過剰摂取を続けると胃腸炎などの病気につながる可能性もあるため、十分に注意しましょう。さらに、喉や胃の調子が悪いと自覚しているときには、辛いものに対する刺激にも敏感になっている状態であり、カプサイシンを摂取しないことも大切です。

また、辛味成分は長期間摂取し続けることによって刺激に慣れてしまい、辛みや刺激を感じにくくなってしまいます。そのため、気づかないうちに過剰摂取をしているケースも少なくありません。カプサイシンの摂取量目安には個人差があり、どの程度の量を摂取することが最適かは一概に言い切れないため、自身の健康腸体などを見ながら適度な刺激を感じる程度の量を摂取しましょう。

一方のイソフラボンについては、1日の上限摂取目安があり70~75gといわれています。イソフラボンはカプサイシンと比較して過剰摂取によるリスクが低いものの、過度に摂取すると乳房が大きくなる、張って痛みを感じるといった症状がみられる可能性があり、目安量を守ることが大切です。

カプサイシンだけではなくプロの意見も聞こう

高い育毛効果を期待するのであれば、カプサイシンやイソフラボンといった栄養素を摂取するだけではなく、頭皮や髪の毛に直接アプローチすることも重要です。自分で行うヘアケアだけではなく、プロの知識やケアを受けられる育毛サロンで、頭皮環境を整えることも検討してみしましょう。


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