飼っているイエアメガエルの色が変わると、病気なのではと不安になる方もいるでしょう。
また、なぜ色が変わるのか、疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
そこで、イエアメガエルの色が変わる理由、どのように色を変えるのか紹介します。
イエアメガエルの色が変わる理由
イエアメガエルは、周辺環境に合わせて体の色を変えることが可能です。
例えば、葉がある場所で黄緑色になっていても、土がある場所には黒やこげ茶になります。
鳥といった外的から身を守るために、周囲の色に合わせて体の色も変えているのです。
自宅で飼育しているイエアメガエル、観葉植物の上と土の上にいる時では、色が変わることがあります。
イエアメガエルはどのように色を変えるのか
カエルの皮膚は3層になっており、上から黄色、結晶、黒の層があります。
中心にある結晶の部分は反射板のようになっており、光の影響を受けて青っぽい色になります。
イエアメガエルの色が変わるのは、環境の変化に合わせてホルモンが分泌されるためです。
ホルモンの働きで、黄色の層の細胞が増える、黒色の層の細胞が増えるなどによって、中心にある結晶(青く見える部分)と色が混ざって、色が変わるのです。
イエアメガエルの体調が悪くて変色
イエアメガエルの色が変わる場合、皮膚病やそのほかの病気にかかっている可能性もあります。
イエアメガエルなどの両生類にとって、水質や水温の変化は免疫力を悪化させ、感染症にかかりやすくなるので、適切な水換えと温度計の設置が重要です。
また、土の交換を怠ると排泄物で汚染され、皮膚炎や体調不良を引き起こすことがあるので、このような状態を防ぐためには、水だけでなく土も衛生的に保つことが大切です。
皮膚の変色と炎症、腫れが見られる場合、抗生物質と抗炎症剤の内服が処方されることがあります。
イエアメガエルの色が変わるのは皮膚の層に理由があった
イエアメガエルは、環境の変化に合わせて色を変えることが可能で可能です。
ただし、一部明らかに変色している場合や、周辺の色とは異なる色のまま変化しない場合、ぐったりしているなど、色以外の変化がみられる場合には病気の可能性があるため、しっかりと観察しましょう。
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