イエアメガエルをペットとして飼っていると、脱走された、もしくは脱走されかけた経験がある方もいるでしょう。
イエアメガエルの脱走は命に関わるため、防止する必要があります。
しかし、爬虫類や両生類は脱走が得意です。
十分に注意をしていても、イエアメガエルが脱走してしまうケースは珍しくありません。
そこで、イエアメガエルが脱走するとどのような危険があるのか、脱走防止法と脱走された際の対処法を紹介します。
イエアメガエルの脱走が危険な理由
イエアメガエルは、まっすぐの壁を登れることが特徴です。
身体が湿っており、身体を壁に貼り付けて登りゲージから脱走できます。
高さが1 cm程度の隙間でも、通り抜けてしまいます。
基本的には動きがゆっくりしていますが、油断すると脱走されてしまいます。
イエアメガエルがゲージから脱走すると、少しずつ体内の水分が抜けて干からびて、死亡します。
脱走をされた際には、すぐに見つけなければ死亡する確率が高い点を理解しておきましょう。
イエアメガエルに観賞魚用の性質を利用するケースも利用する方もいますが、蓋に隙間ができないように十分注意しましょう。
基本的には、爬虫類、両生類専用のゲージを使う必要があります。
イエアメガエルの脱走を予防するポイント
イエアメガエルの脱走を防止するためには、以下のポイントを重視しましょう。
●蓋を開けっ放しにしない
●イエアメガエルが通れる隙間を作らない
●鍵をかける
●ケージの強度を上げる
イエアメガエルの脱走を防ぐためには、イエアメガエルをケージの外に出した状態で目を離さないことが重要です。
また、蓋を開けたままにする、鍵をかけ忘れるなども脱走の原因になります。
さらに、アダルトのイエアメガエルを飼っている場合、強度がないケージを使うと隙間から脱走されることがあります。
イエアメガエルが脱走した際の対処方法
イエアメガエルが万が一脱走した場合、すぐに見つけなければ死亡する確率が高いです。
慌てずに対策を取りましょう。
イエアメガエルが部屋から出ないようにする
イエアメガエルが脱走した直後は、探す範囲を狭くするために飼育している部屋から出ないようにしましょう。
ドアと窓は閉めて、隙間ができているところにはタオルと洋服を詰め、外に出ないようにします。
隠れそうな場所を探す
イエアメガエルが脱走したら、電化製品の熱がこもる場所、水道周辺、家具や家電の裏、餌の昆虫を飼育管理しているケージ付近を探します。
前回餌を与えてから日数が経っている場合、餌を利用して罠を仕掛けると、イエアメガエルのほうから表に出てくる可能性が高いです。
イエアメガエルが脱走したらすぐに捜索を開始しよう
イエアメガエルが脱走して長時間見つからないと、干からびて死亡する確率が高いです。
飼育環境の見直しや、メンテナンスの際の確認をしっかりと確認することで脱走を予防できます。
イエアメガエルが出そうできるような隙間がないか確認し、成長に合わせて強度があるゲージにすることが大切です。
また、蓋を閉めること、鍵をかけることも忘れないようにします。
万が一イエアメガエルに脱走された場合には、少しでも早く見つけられるよう、冷静に対処しましょう。
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