イベントやペットショップで生体を購入した後に安全に家まで持ち帰る際、飛行機や新幹線の中でどのようにすればよいのでしょうか。
クレステッドゲッコーを持ち帰る際の注意点、ポイントを解説します。
クレステッドゲッコーは飛行機で運べる
クレステッドゲッコーは、飛行機の機内には持ち込むことができないため、貨物室に預ける必要があります。
以下で紹介する点に注意して運びましょう。
クレステッドゲッコーを運ぶ際の注意点
クレステッドゲッコーを運ぶ際に最も重要なことは、「低温が長く続くのは危険だが、短時間の高温はさらに危険」という点です。
クレステッドゲッコーは変温動物(冷血動物)なので寒さが苦手だと思いがちです。
もちろん、熱帯の生き物を10℃前後にさらすと命の危機にさらされます。
また、暖かい場所にいたものを急に低温の場所や冷水に移すと、ショックで死亡することもあります。
体力が不足している場合も同様に危険です。
しかし、短時間の高温の方がさらに危険です。
短時間の高温は「即死」を引き起こす可能性があるからです。
自然環境では暑くなると涼しい場所に移動できますが、特に輸送中のような狭い環境では自由に動き回ることができません。
そのため、小さな容器内の温度が急激に上昇することがあります。
そうなると、小さな個体は生き残ることができません。
そのため、厳しい冬に輸送する場合は低温対策を万全に行う必要がありますが、春から秋にかけては高温対策を心がけましょう。
クレステッドゲッコーを安全に持ち帰る方法
高温の危険性以外にも、注意すべき点がいくつかあります。
大きめのバッグを準備する
電車で移動する場合、満員電車で圧迫されないように注意し、できれば荷物棚に置き、常に目を離さないようにしましょう。
その際、袋がガサガサと音を立てたり、クレステッドゲッコーが動いているのが見えたりすると、他の乗客に迷惑をかけるので、大きめのバッグに入れて運ぶのがマナーです。
年に何度もあることではないので、小さなスーツケースのような丈夫なバッグを使うと良いでしょう。
ビニール袋に入れる
生体が小さなデリカップに入っている場合は、デリカップを少し大きめのビニール袋に入れるのが良いです。
デリカップが開いてしまい、クレステッドゲッコーが逃げるリスクもありますが、同時に敷材や砂、ミズゴケなどがこぼれてバッグが汚れるのを防ぐこともできます。
クレステッドゲッコーを持ち帰る際に注意する点
クレステッドゲッコーを持ち帰る際に最も気をつけるべきは、直射日光による高温です。
直射日光を避け、できるだけ早く家に帰りましょう。
しかし、ショップで購入した場合は問題ないかもしれませんが、年に数回しかないイベントで購入した場合は、状況が異なります。
注意すべきは「高温」です。
イベントは通常、暖かい季節に開催されるため、屋外の駐車場に直射日光が当たる車内に生き物を置いておくことは厳禁です。
それでは確実に死んでしまいます。
即死する可能性があります。
外が少し寒くても、日差しがある場合は、車に置かずに必ず持ち歩いてください。
また、車内でもクレステッドゲッコーを直射日光にさらさないように注意してください。
特に、車内の一部(排気管の上やドライブシャフトの上など)では床が非常に熱くなることがあるので、そうした場所には置かないようにしましょう。
イベントで話をしている間などは、必ず日陰に置くようにしてください。
デリカップに入っている場合、直射日光に当たると数分で致命的な高温になります。
これらのポイントを守り、安全に爬虫類を運びましょう。
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