ハムスターの臭いの原因とは?臭いを取るための消臭方法を紹介

ハムスターの臭いの原因とは?臭いを取るための消臭方法を紹介

ハムスターとの生活は楽しいものですが、時々その臭いが気になることがあります。

臭いをどう対処すればよいか分からない、またはすでに対策をしているのにまだ臭いが気になる場合は、ぜひ読んでください!

この記事では、ハムスターの臭いの原因、簡単な掃除方法、おすすめの臭い対策について詳しく解説します。

ハムスターの臭いの原因

ハムスターの臭いの原因は大きく分けて2つです。

この2つの原因を理解することで、どの方法で臭いに対処するべきかがわかります。

ハムスターの臭いの原因②尿

ハムスターの臭いの主な原因は尿です。

実際、ハムスターは他の動物と比べて強い臭いを発しませんが、その代わりにハムスターの尿は非常に強烈です。

大量の尿を排泄し、その小さな体からは強いアンモニア臭が漂います。

なお、糞は小さく、すぐに乾燥するため、尿ほど臭いが強くありません。

ハムスターの臭いの原因①食べ残し

残った食べ物が放置されると、悪臭の原因になります。

ハムスターは食べ物を寝床に隠す習性があり、そこに保存された野菜や果物が腐ると、腐敗臭が発生します。

ハムスターのケージの臭いを防ぐ方法

ハムスターの習性を理解することで、掃除がしやすくなります。

放置しておくと、臭いがカーテンや壁、天井などに染みついてしまうため、部屋全体の臭いを防ぐ対策が必要になります。

トイレ掃除

基本的に、ハムスターは「トイレ」と「トイレ砂」をケージに用意しておくと、そこでおしっこをします。

ハムスターの臭いの原因は尿。

トイレ砂を頻繁に取り替えることで、臭いを防ぐことができます。

ハムスターはトイレの場所を覚える習性があるので、トイレを覚えさせると掃除が楽になります。

食べ残しの片付け

ニンジンやブロッコリーなどの野菜は、放置すると悪臭を放つことがあります。

放置するのは良くないため、食べ残しはすぐに片付け、ハムスターの快適な空間を保ちましょう。

2~3日に一度の掃除

ハムスターをケージから出し、キャリーケースなどに移しておきます。

その後、ケージからおもちゃなどをすべて取り出し、汚れた寝床ときれいな寝床を分けます。

寝床は一旦横において、ケージを拭いて、湿気が残らないように乾燥させます。

乾いたら、寝床とおもちゃ、ハムスターをケージに戻せば終了です。

時々、自分の枕がないと眠れない人がいますが、ハムスターも同じです。

ハムスターは自分の臭いがあることで安心するので、寝床をすべて新しくするのではなく、古い寝床と混ぜて使いましょう。

また、掃除をしすぎないように気をつけて!毎日の掃除はストレスを与えるので避けましょう。


ハムスターの臭い対策法

ハムスターの臭いに対処するための5つの方法を紹介します。

また、ハムスターの習性から知っておくべき注意点についてもお伝えするため、快適な環境作りを心掛けましょう。

臭い対策②ケージを頻繁に掃除する

ケージ内に汚れた場所があったら、しっかり掃除することを意識しましょう。

ケージ本体やアクセサリーは、1ヶ月に1~2回、徹底的に洗うのが理想です。

ただし、ハムスターは自分の臭いで縄張りを作るため、古い「床材」の一部を残すのがルールです。

臭いが完全に消えてしまうと、ハムスターは不安になってパニックを起こしたり、飼い主に不満を表したりすることがあります。

ケージの掃除をする際には、ハムスターが平和に待てるような環境を作ることが大切です。

また、ケージがプラスチック製の場合、臭いが染み込むことがあります。

通気性を改善したいなら、ワイヤーメッシュケージに変更するのも良い方法です。

臭いや湿気がたまるのを防げます。

臭い対策①トイレトレーニング

ハムスターにトイレの使い方を教えると、掃除が楽になり、臭いも減少します。

一度に排尿する量は少ないですが、掃除を怠ると、すぐに臭いが広がります。

なお、ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターはトイレの使い方を覚えやすいです。

特にゴールデンハムスターは、ほとんど一か所でおしっこをすることが多いです。

ハムスターのトイレ環境を改善するために、トイレ箱とトイレ砂を用意しましょう。

また、消臭効果のある砂を選ぶことが重要です。

トイレ箱の汚れた部分を毎日取り除き、必要に応じて砂を補充しましょう。

もしハムスターがトイレの使い方を覚えない場合は、あきらめて毎日トイレ箱を掃除しましょう。


臭い対策③消臭効果のある床材を使う

消臭効果のある床材を使うことで、ハムスターの汚れや臭いを取ることができます。

床材には、木のチップや紙チップ、草などさまざまな種類があります。

木のチップは種類も多く、床材の定番とされ、高い吸水性を持ち、熱の保持にも優れています。

床材の量は、ジャンガリアンハムスターで5~10cm、ゴールデンハムスターで10cm以上が目安です。

素材が柔らかいため、ハムスターが傷つきにくく、毛の艶も良くなります。

前述したように、床材を交換する際は、古い床材を残し、汚れた部分のみを交換しましょう。

臭い対策④砂場を作る

意外に、ハムスターのために砂場を作ることが臭い対策になることがあります。

ハムスターは砂で遊ぶのが好きで、体をきれいにして臭いを減らすために使います。

ただし、砂場でおしっこをすると、細菌が体について不衛生になります。

もしハムスターが砂場でおしっこをやめないようなら、砂場を取り除くことを考えましょう。

臭い対策⑤消臭スプレーを使う

消臭スプレーはペットのアンモニア臭を分解し、無害な物質に変えます。

選ぶ際には、ハムスターの目や口に入っても安全で無害な製品を選びましょう。

また、強い香りがついている消臭スプレーはハムスターにストレスを与えることがあるので、香りなしのタイプを選びましょう。

臭スプレーを使っても部屋の臭いが残っている場合は、その臭いがカーテンや壁紙に染み込んでいる可能性があります。

ケージの掃除をしても臭いが改善しない場合は、消臭製品を見直すことを考えても良いでしょう。

臭い対策⑥ケージに床材を敷く

ハムスターは床材の中に潜って動くので、柔らかい床材が体に擦れて汚れを取り除いてくれます。

たくさん床材を敷くのが効果的です。

床材の量はハムスターの大きさによって異なります。

床材の量の目安は以下の通りです。

・ジャンガリアン5~10cm
・ゴールデンハムスター10cm以上

ただし、ハムスターは床材を頻繁に交換することが好きではありません。

古い臭いが残るように、汚れた部分だけを定期的に交換してあげましょう。

厳禁!!ハムスターにお風呂はNG

ハムスターをお風呂に入れることは、健康に悪影響を与える可能性があります。

「犬や猫のようにお風呂に入れた方がいいのか?」と考えるかもしれませんが、ハムスターは水のない砂漠や草原で生活しています。

ハムスターの毛は濡れると乾きにくく、湿気が蒸発することで体温が下がります。

体温の調節が苦手なため、風邪をひいたり、最悪の場合、死んでしまうことがあります。

どんなに汚れが気になっても、安全のためにお風呂には入れないようにしましょう。

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