ハムスターを飼っている人の中でよくある悩みの一つが、ケージを噛むことです。
実際、ハムスターがケージをかじり続けることは健康に良くないため、早急に対策を取る必要があります。
そこでこの記事では、ハムスターがケージを噛む理由、対策方法、おすすめの対策をまとめました。
ハムスターがケージを噛むことによる害とは?
ハムスターがケージを噛む習慣を放置しておくと、「不正咬合」という状態を引き起こす可能性があります。
不正咬合とは、歯が変な方向に曲がったり、噛み合わせが悪くなったりすることです。
⇒⇒【不正咬合については、こちらのウサギの記事を参考にしてください★】
うさぎの歯は削る?伸びて尖った歯は危険!正常な長さにするカット方法
ハムスターがケージを噛む理由
まずは、ハムスターがケージを噛む理由について解説します。
理由を理解することで、適切な対策が取れるようになります。
ストレス
ハムスターがストレスを感じると、ケージや巣箱をかじってストレスを発散しようとすることがあります。
ハムスターはとても敏感な動物で、ちょっとしたことでもストレスを感じます。
ストレスの主な原因は、ケージの配置換えや暑さ、寒さ、騒音です。
ケージの掃除をして自分の臭いがなくなることでストレスを感じることもあります。
ケージから出たいから
ハムスターは意外にも縄張り意識が強い動物です。
一度ケージから出てしまうと、その場所を自分の縄張りだと考えるようになります。
そのため、自分の縄張りであるケージから出たくてケージを噛むことがあります。
なお、ハムスターがケージの外に出たことがない場合、ケージが自分の縄張りなので、外に出たがることはありません。
飼い主に注目してほしいから
ハムスターが飼い主に対して愛着を持っていると、飼い主からの注目を欲しがってケージや巣箱を噛むことがあります。
過去にケージや巣箱を噛むことで飼い主から注目された経験がある場合、ハムスターはその行動を繰り返すことがあります。
また、ケージや巣箱を噛むことでおやつをもらったことがある場合、同じようにおやつが欲しくて噛むこともあります。
ハムスターがケージや巣箱を噛むときの対策
ハムスターがケージを噛むことで歯を痛めたり、さらにストレスを感じたりするので、早めに対策を講じる必要があります。
次に、ハムスターがケージや巣箱を噛むときの対策方法をいくつか紹介します。
噛んでも良いおもちゃを与える
ハムスターがケージや巣箱を噛むのを防ぐために、噛んでも問題ないおもちゃ、例えば噛み棒などを与えるのも良い方法です。
そもそも、ハムスターがケージを噛むのは、ケージ内に噛むものがないからです。
この問題を解決するためには、噛んでも良いものを与えることが最も効果的です。
ケージの外で頻繁に散歩させる
ハムスターの「縄張り巡回」の欲求を満たすために、ケージの外で頻繁に散歩をさせると良いです。
散歩は、ハムスターが以前歩いたことがある場所や、ケージから見える範囲内に限るようにしましょう。
部屋全体を歩かせると、縄張りが広がり、ますます困難になってしまいます。
ケージを広くする
ケージを広くしてハムスターのストレスを軽減させるのも良い方法です。
もちろん、ケージを変更した直後は自分の臭いがなくなるので、ハムスターは落ち着かないかもしれません。
しかし、時間が経つとケージが広がり、縄張りも広がるので、移動範囲が増えてストレスを解消できます。
まとめ
ハムスターがケージを噛むのは、ストレス解消や外に出たい欲求が原因であることが多いです。
・散歩をさせる
・食事の時間を決める
・新しいケージを購入する
放置することは健康に良くないため、早めに対策を取りましょう。