ハムスターがくるくる回る|歩き方がおかしい原因は?疑われる病気とケガ

ハムスターがくるくる回る|歩き方がおかしい原因は?疑われる病気とケガ

ハムスターがくるくる回る、歩き方がおかしい、または不安定な時、多くの飼い主は骨折を疑うかもしれませんが、必ずしもそれだけではありません。

もちろん、捻挫や骨折が多いですが、予想外の病気が隠れている可能性もあります。

ハムスターが歩き方が変だと感じた場合、主に考えられる原因、これらの症状と対策について解説します。

もしハムスターに気になる症状があれば、ぜひ参考にしてください。

ハムスターがくるくる回る原因①骨折や捻挫

骨折や捻挫は、活発なハムスターには珍しくありません。

骨折がよく起こる場所は膝の下の骨で、全体の90%以上がこの部位で発生します。

次に多いのは太ももの骨です。

もしハムスターが骨折をしている場合、その足を90度横にひねり、歩き方が不自然になるので、すぐに気付くでしょう。

このような症状が見られた場合、なるべくハムスターに触れないようにしましょう。

骨折した部分に負担をかけないように、小さなキャリーケースで病院に連れて行ってください。

ほとんどの骨折や捻挫は、ハムスターの飼育環境によるものです。

ハムスターが簡単に登ったり落ちたりできるワイヤーケージや二階建てのケージは避けた方がいいでしょう。

かわいいキャッスル型のケージもありますが、ケージを選ぶ際には、ハムスターがケガをしないようにすることが最優先です。

ハムスターがくるくる回る原因②てんかん

ハムスターもてんかんを起こすことがあります。

・四肢が硬直する
・四肢がけいれんする
・突然意識を失う

これは、大脳の神経細胞の異常によって引き起こされるてんかん発作によるものです。

突然の奇妙な動きに驚く飼い主もいるでしょうが、そんな時は無理にハムスターを抱き上げないようにしましょう。

発作は数分以内に治まるので、落ち着いた後に病院に連れて行ってください。

ビデオなどで記録を取ると、診察時に役立つことがあります。

ただし、てんかん発作は完全に治すのが難しく、治療が不要な場合もあるため、獣医の指示に従いましょう。

ハムスターがくるくる回る原因③中耳炎や内耳感染症

ハムスターがくるくる回る、不安定に歩く、足を引きずる、尾の方に向かってぐるぐる回る、耳から膿が出る、または臭いがする

これらの症状は、細菌感染や膿の蓄積による中耳や内耳の感染症が原因です。

膿が半規管に達すると、ハムスターのバランス感覚に影響を与え、変な歩き方をすることになります。

感染経路には、傷を通じてか、不衛生な環境によるものがあります。

ハムスターを傷つけないように気をつけましょう。

風邪で中耳炎を引き起こすこともあるため、風邪を引かないように、衛生面や栄養面に注意しましょう。

また、素人がハムスターの耳を掃除するのは非常に危険です。

ハムスターの耳を不用意に触らないようにしましょう。


ハムスターがくるくる回る原因④熱中症

ハムスターは元々暑さが苦手で、体が小さいため、30度以上は危険です。

・よろめく
・激しい呼吸
・体が湿っている

これらの症状を見た場合、まずは応急処置をしましょう。

湿ったタオルでハムスターの体温を下げ、水分補給をしてください。

糖分や蜂蜜を混ぜた温水、または常温の経口補水液が適しています。

ただし、ハムスターが自分で飲めない場合は、無理に飲ませないようにしましょう。

応急処置後はすぐに病院へ行ってください。

ハムスターがくるくる回る原因⑤老化

元気で食欲もある場合でも、健康状態が良ければ老化が原因かもしれません。

一般的に、ゴールデンハムスターは2歳で老年期を迎え、ドワーフハムスターは1歳8ヶ月で老年期を迎えます。

いつ何が起こるかわからないことを覚悟し、ペットとしてできる限りのことをしてあげましょう。

ケージを「バリアフリー」にして、運動用のホイールなどを取り除いてあげましょう。

ハムスターがリラックスできるように、柔らかく食べやすい食べ物やお気に入りの食べ物を与えてあげてください。

また、たくさんの思い出を作ることも大切です。

ハムスターが平穏で幸せな生活を送れるように見守ってあげてください。


ハムスターがくるくる回る原因:その他の病気

上記の病気や怪我以外にも、以下の病気の可能性があります。

・腸閉塞
・腫瘍
・細菌性呼吸器感染症

これらの症状は、元気がなく、動きが鈍くなることが多いですが、不安定に歩くこともあります。

内部の問題は、外傷のように明確に現れるわけではありません。

いずれにしても病院に連れて行くことが最善です。

歩き方のような些細なことでも、いろいろな要因が考えられるので、注意深く観察してください。

その後、必要であれば病院に連れて行き、ペットとして最善のケアをしてあげましょう。

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