エコキュート取り付けにかかる工事の時間は?

エコキュート取り付けにかかる工事の時間は?

                                                                  

エコキュートを設置する際の場所や、屋内の配管の状況をチェックする必要があるため、エコキュートの設置の際には立ち会う必要があります。
そのため、作業時間はどの程度かかるのか、気になるという人も多いのではないでしょうか。そこで、新規設置の場合と取り替え交換工事の場合、それぞれの作業時間や作業の流れについて紹介します。

新規設置の場合の作業時間は?

エコキュートを新規設置する場合の作業時間は、基本的に朝の9時~午後17時程度が目安となります。午前から作業を開始し、昼の休憩をはさんで午後までの作業で完了することが一般的です。

流れは?(新規設置の場合)

自宅に新しくエコキュートを設置する際、施工当時の当日はどのような手順で工事が行われるのかを事前に確認しておくことによって、当日作業時にトラブルを予防することにもつながるでしょう。

1)まずは場所を確認

新規設置工事を行う前に、エコキュートを置く場所を決定する必要があります。エコキュートは屋外に設置するため、場所については配管や配線エコキュートそのもののサイズなど様々な条件を確認した上で依頼者と話し合って決定することが一般的です。
設置する予定のエコキュートのサイズ、人間が運び入れることが可能か、特殊車両が必要かなども同時に確認します。

2)エコキュート工事のご相談、お見積り

エコキュートの工事の相談や見積もりは、施工業者へ問い合わせを行う必要があります。実際に使用したいエコキュートの希望などを聞いた上で、作業日程などのスケジューリングを行う流れです。
施工業者が見積もりを作成するため、依頼者は内訳をしっかり確認します。トータルの金額のみを提示する施工業者も存在しますが、どの工事にどの程度の金額がかかるのかを明確にしておかなければ、のちに追加工事費などを請求される可能性もあるため注意が必要です。

見積額に納得したあとは、正式に依頼をして工事の立ち合い・作業可能な日程を提示します。見積もりに納得した時点でスケジュールを確認しておくと、施工業者とのすり合わせがスムーズになるでしょう。

3)基礎工事

エコキュート本体を設置する際には、基礎工事基礎ブロックを設置しなければなりません。エコキュート貯湯タンクは重さが60~90kg程度あり、水が入ると400~600kgにものぼります。
そのため、基礎工事をしっかりと行わなければエコキュートが安定せず、倒れるなどの危険を伴うのです。

4)既存の給湯器の撤去

既存の給湯器を撤去処分します。
リフォームでは、エコキュートと同時に IH クッキングヒーターを使用するケースが多いです。ガスは使用しなくなるため、工事が終わった後はガス会社と契約を解除すればエコキュートの設置工事以降ガス代は不要となります。
給湯器を撤去処分した後は、給湯器を固定するためのビス穴を埋めることが大切です。コーキング剤で埋める作業を行わなければ、ビス穴を通して水が侵入し壁が痛むなどのリスクがあるため、重要な作業となります。

5)エコキュートユニット設置、配管、リモコン配線

エコキュートの貯湯ユニットを設置しますが、設置した時点ではボルトは固定せずエコキュート本体を置いた状態で水平確認が行われます。水平確認で問題がなければ、エコキュート本体と基礎の土台をしっかりとボルトで固定する流れです。
エコキュートを設置時に配管の切り回しを行わなければならない場合は、再度作業が行われます。

次に、エコキュート本体と給水給湯などの配管を接続します。寒い時期の明け方などは気温が低くなり、配管の凍結を引き起こす可能性が高いです。
寒い時期にお湯を使用できないと不便であるため、保温工事などを含め配管の工事を行います。エコキュート本体とヒートポンプユニットの配管配線を接続し、凍結防止の保温工事へ進みます。

6)浴室・台所用リモコンの設置

エコキュート本体とリモコンの配線接続を行って完了です。浴室と台所用のリモコンは、もともとあるものを取り外したうえで、エコキュート用のリモコンを取り付けます。
エコキュートのリモコンは非常に使いやすいシンプルなものであり、初めて使用する人でもわかりやすいボタンの配置であることが特徴です。

また、リモコンの使用方法については、設置工事が行った後に説明されます。ただし、業者によってはリモコンの説明を行っていない場合もあるため、初めてのエコキュート利用で不安がある人は、業者からの説明の有無も見積り時に確認しましょう。

7)試運転

エコキュート本体に、脚部カバーの取り付けを行います。脚部カバーの取り付けによって配管がむき出しにならず見た目も綺麗なうえに、経年劣化を予防する効果も期待できるのです。
最後に試運転を行い、エコキュートが問題なく作動するかを確認して工事は完了します。

取り替え、交換の場合の作業時間は?

取替交換工事に要する作業は、交換がすぐに出来る場合と時間がかかる場合があります。これまで使用していた給湯器と同じ形状のものと交換する場合には1日で工事が完了するケースが多く、半日程度で新しいエコキュートを使用できる可能性が高いです。
時間がかかるケースとしては、メーカーから取り寄せる場合が挙げられ、 1日~2日かかるケースもあります。

流れは?(取り替え、交換の場合)

取り替え交換の場合の流れは、新規設置と多少異なります。取り替えや交換をする際の流れをチェックし、当日の作業時間などの目安を確認しておきましょう。

1)エコキュート工事のご相談、お見積り

まずは、エコキュート工事の相談や見積もりを施工業者へ依頼します。実際に使用しているエコキュートに関する情報なども提供し、工事のスケジュールなどを調整しましょう。
既存のエコキュートを取り外さなければなりませんが、電気配線と配管も取り外さなければならないことがポイントです。全て取り外した後にスタッフが運び出し運搬車へ載せる流れですが、事前に準備をしなければ持ち上げることが難しいといえます。
新しいエコキュートは軽量化されているものの、10年以上前のエコキュートは水が入っていない状態でも80kg程度あり、もしも水が入っている場合500 kgにものぼるものです。
既存のエコキュートの取り外しや運搬だけでも時間がかかってしまうため、必ず水を抜く必要があります。エコキュートと配管内の水を抜き、配線や配管を取り外し運ぶという手順となるため、時間がかかる工程です。

2)既存のエコキュートの取り外し

交換する前のエコキュート、ヒートポンプユニットを運び出した後は、新しく設置するエコキュートを運びます。発泡スチロールやダンボールで梱包されているため、慎重に運び込みを行った後、配線と電気コードを接続し脚部カバーの取り付けを行います。
エコキュートの運び込みはダンボールなどで梱包された状態で運ぶため、キズがつかないことや木の土台に乗せた状態で運び込むため、設置しやすいことが特徴です。器具で固定した後は電源コードを接続します。接続する部分は、ヒートポンプユニットとの配線、リモコンの配線、アース線、エコキュート電源配線の4箇所です。
4つの部分がリモコンから指示を受けて作動するため、一箇所でも故障していると工務店では修理が難しい部分となります。

万が一故障している場合は、技術メーカーの専門スタッフが修理を行うか、基盤を交換するかのどちらかとなるため注意しなければなりません。
エコキュートの電源配線には圧縮端子を取り付け、電源コードにはアース線、ヒートポンプユニットの配線には電線コードを取り付けます。接触不良を起こしてしまうとエラーが発生し発火するリスクがあるため、奥まで差し込んで取り付けることが大切です。



3)新しく取り替えるエコキュートユニット設置、配管、リモコン配線

次に、浴室と台所のリモコンにつながる電源を取り付けます。ヒートポンプユニット同様に接触不良を起こすとリモコンが動かないため、丁寧に取り付けることが重要です。
配線を誤るとリモコンが作動しなかったりエコキュートそのものが作動しなかったり、エラー表示が消えないといったトラブルが起こります。
また、基盤が故障しエコキュートが使えない状態になるケースもあるため、慎重に作業が行われるのです。配線の接続については重要な部分であるため、電源コードを接続した後に2人体制でチェックが行われます。

次に、給油給水浴室ヒートポンプユニット配管の接続を行いますが、交換前との配管を接続する箇所が違う点に注意が必要です。例えば、新しく新しいエコキュートは給油とヒートポンプユニットの配管の場所が逆になっているといったケースもあります。その際、切り回し工事が行われることもあるのです。
給水配管には接続口が噛み合うようにシールテープをつけて、配管同士をしっかりと密着させます。配管の接続口を密着させなければ、部分的に水漏れを起こす可能性も高いです。しかし、配管の接続口についてはシールテープを巻かなければ密着させられないため、部分的に水漏れを起こす可能性があります。そのため、しっかりとシールテープを巻きつけ密着させる必要があるのです。

最後に、もともとあった配管の接続を行い、金具で止めます。既存の配管と交換する配管の場所が変わっている場合には、切り回し工事を行わなければなりません。切り回し工事を行う際には、最初に横向きになるように既存の配管へ継手金具を接続し切り、長さをチェックします。
長さをチェックして最初に横へ配管を接続したら、次に上のエコキュートの方へ接続したら、切り回し工事作業は完了です。

浴室へは、戻り配管と行き配管の接続を行います。最初に浴槽へ循環アダプターを設置しますが、循環アダプターから追い炊きのためのお湯が浴槽へ入る仕組みです。
浴槽内に設置されるケースが多いため、見たことのある人も多いのではないでしょうか。浴槽が2階にある場合、外から浴室循環アダプターの取り付けを行わなければなりません。そのため、循環アダプターを1度分解し、屋外から浴槽の中へ配管を通す形で接続する必要があります。
2名体制で行われ、屋外から排水管を送る人間と浴槽の中で受け取る人間に分かれ、循環アダプターのセットを行うのです。

循環アダプターを接続した後は、配管保温材を巻きつけます。保温材を巻く理由は、外の気温が3度以下になった場合、凍結防止機能が作動してしまうため、何度も凍結防止機能が作動しないようにするための工夫です。
凍結防止機能が作動すると、凍結を予防するために浴槽までの配管の水が浴槽内で循環します。お風呂に入っている最中に作動してしまうと、浴槽内に水が出入りしてしまい、温まったお風呂のお湯が冷たくなってしまうデメリットがあるため、無駄に作動させないように保温材を巻く必要があるのです。基本的に、エコキュートから浴室までの配管2mに渡って保温材が巻かれます。

次に、ダクトカバーの取り付けです。ダクトカバーから出る配管は、雨や風など外気にさらされ経年劣化してしまうため、テープを巻いて保護します。テープと保温材を巻きつけた後は、下から配管を通し浴室への戻り配管、行き配管の接続を行う流れです。

そして、ヒートポンプユニット配管を接続します。ヒートポンプユニットの配管は2種類があり、それぞれに別の役割があることが特徴です。
1つはエコキュートから出る水をヒートポンプユニットに送る役割、もう1つはヒートポンプユニットで水からお湯へ変換してエコキュートに送り役割となります。
それぞれ全く異なる役割があり、接続する箇所を誤ってしまうとお湯に変換できなくなりエラーとなるため注意が必要です。エコキュート側とヒートポンプユニット側、それぞれ同じ役割を持つものを接続しなければなりません。一見するとどちらの配管がどちらの役割を果たすのか分からないため、事前に印をつけておくことが一般的です。

最初に、ヒートポンプユニットの配管から接続します。ヒートポンプユニットの配管を最初に接続するのは、配管の長さをコントロールする必要があるためです。
エコキュートの方は金具で固定しているため動かないものの、ヒートポンプユニットは動かせます。そのため、ヒートポンプユニットを接続し、しっかりと設置場所へ固定した後に配管の距離を調整するのです。
ヒートポンプユニットの配管接続が終わるまでの間は、切り回し接続を行った給油配管へ保温材を取り付ける時間にあてるなど、工夫しながら作業が行われます。ヒートポンプユニットの配管接続が終わったら長さを見て、エコキュートの方にもヒートポンプユニットの戻り配管と行き配管を接続する流れです。
接続部分には、保温材を巻く必要があります。ヒートポンプユニットの配管には保温材が巻きつけてあるものの、接続した部分については保温材が巻かれていません。少しのすき間でも、凍結してしまえばお湯を作れなくなり冬場に不具合が生じてしまうため、全てに保温材を巻きつける必要があります。
保温材を巻いた上からテープを巻いて完了です。また、浴室配管と給水配管にも同様に保温材とテープを巻いて、配管の接続は終了します。

4)浴室・台所用リモコンの設置

元々リモコンが設置してある場合には外して処分し、新しくエコキュート専用の浴室台所用リモコンの設置を行います。
エコキュートのリモコンはいずれも非常にシンプルな作りになっており、配置も分かりやすく使いやすいため、初めてエコキュートを使用する人でもスムーズに使いこなせるでしょう。設置後は一般的にリモコンの操作説明が行われるため、使い方に不安がある人でも安心です。

5)試運転

配管と電線コードの取り付けが終わったら、脚部カバーの取り付けが行われます。標準仕様のエコキュートに脚部カバーは付いていないため、追加料金で設置を依頼する、もしくは基礎工事費用に含まれており、そのまま取り付け作業を行うケースも多いです。
脚部カバーの設置によってエコキュートそのものの見た目も綺麗になるだけではなく、接続している配管の保護にも役立ちます。脚部カバーが付いていない場合、配管が外部にむき出しの状態であるため、雨や風など外気にさらされて劣化するだけではなく、落ち葉やホコリと入ったゴミも入り込むのです。さらに、害獣が配管にいたずらをする可能性もあるため、追加料金が発生するとしても脚部カバーを設置した方が良いと言えるでしょう。

全ての工事が完了した後、試運転を行い問題がなければ工事は終了です。試運転に問題がなければ、電力会社へ申請を行います。一般的に、施工業者が代行するケースが多いものの、申請費用が含まれているか、いくらになるのかは業者ごとに異なるため注意が必要です。



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