クレステッドゲッコーの健康状態は、ウンチの回数や量、色、形などをチェックすることで把握することができます。
正常なウンチの頻度から、ウンチをしない、下痢をするなどの異常の原因と対策、ハンドリングでうんちをする原因などを解説します。
クレステッドゲッコーのウンチの頻度は?
通常のウンチの回数
クレステッドゲッコーのウンチの回数は、個体、年齢、餌の種類、環境などによって多少異なりますが、一般的には1日に1~2回程度です。
若く成長期のクレステッドゲッコーは大人よりも排泄頻度が高く、1日に3~4回ウンチをすることもあります。
クレステッドゲッコーがウンチをしない場合、以下の原因が考えられます。
●消化不良
●ストレス
●便秘
●腸閉塞
これらの原因が疑われる場合は、適切な処置が必要です。
ウンチの量
ウンチの量は食事の量や個体差によって異なりますが、だいたい体長の1/3程度です。
ウンチの量が少なすぎる場合、食べ過ぎ、消化不良、寄生虫などが考えられます。
ウンチの量が異常に多い場合、消化不良、過食、ストレスの可能性があります。
ウンチの色と形
クレステッドゲッコーのウンチの色は、白色から暗褐色までさまざまです。
餌の種類や消化状態によって色が変わります。
通常のウンチはしっかりとした形をしており、水分を含んでいるがドロドロしておらず、臭いはほとんどありません。
異常なウンチは水っぽい、ゆるい便、下痢、血便など。
クレステッドゲッコーがハンドリング中にうんち!掃除方法
ハンドリング中に、クレステッドゲッコーが驚いてうんちをすることがあります。
ここでは、ハンドリング中にうんちをされた場合や、日頃のうんちの掃除方法を紹介します。
うんちの掃除に使うもの
●使い捨て手袋
●メラニンスポンジ
●使い捨て歯ブラシまたはブラシ
●キッチンペーパー(水拭き用、床敷き用)
ウンチを取り除く
ウンチをしたら、ティッシュやピンセットで丁寧に取り除きます。
小さいうちはたくさん食べるので、それに比例してウンチの量も増えます。
①飼育ケースの壁についた尿を拭き取る
②壁に排尿したら拭き取る
2~3日に一度の全面清掃
水で濡らし、歯ブラシでこします。
飼育ケース内は湿気が多く、カビが生えやすいので、飼育ケースの下と中をこすり洗いします。
ちなみに、爬虫類用の消臭剤も売られています!
クレステッドゲッコーのケージ内は掃除しても尿や糞ですぐに臭くなってしまうので、消臭剤付きでカビを防いでくれるこちらの商品がおすすめです。
歯ブラシや大きめのブラシで洗う
流木の上におしっこをするので、水でよくすすいでブラシでこすります。
また、毎日霧吹きをするとケージ内が湿っぽくなり、木にカビが生える原因になるので、時間があるときや晴れた日に天日干しをします。
床材を捨てる
本来は湿度を保つためにウッドチップを使いますが、糞が多い時はキッチンペーパーを使うのがおすすめです
掃除をしやすくなります(糞が見やすく交換しやすい)。
飼育ケースはメラニンスポンジで洗う
毎日の霧吹きは水垢の原因になります。
飼育ケースに水を流しながら、メラニンスポンジでこすります。
もちろん、ブラシや普通のスポンジでもOK!
最後に、床にキッチンペーパーを敷きます、
止まり木やオブジェを設置し、最後に霧吹きでスプレーして完成です。
ウンチの色と形は、クレステッドゲッコーの健康状態を示す重要な指標です。
定期的にウンチを観察し、異常があればできるだけ早く獣医師に相談しましょう。