病気の兆候を見逃さないためには、毎日のクレステッドゲッコーの健康チェックと環境中の設備のチェックが欠かせません。
クレステッドゲッコーがあまり動かない、ぐったりする原因や、チェックしたいポイントを紹介します。
クレステッドゲッコーがあまり動かない、ぐったりする原因
環境(暖房器具)の故障
クレステッドゲッコーがあまり動かない、ぐったりする原因としてまず考えられるのは、暖房器具の故障による温度低下です。
野生の環境を知ることで、クレステッドゲッコーにとってより良い環境を作ることができます。
日中は日光浴をしてエネルギーを蓄え、餌を捕ります。
野生のクレステッドゲッコーの生息地からわかるように、クレステッドゲッコーを飼育する際には温度がとても重要です。
もちろん、ライトには寿命があります。
明るくても紫外線量が少なかったり、温度が低かったりします。
必ず使用期間を守ってください。
目安としては半年から1年ごとに交換し、定期的に手をかざして温度をチェックしましょう。
クレステッドゲッコーを飼育する上で、この暖房器具の状態をチェックすることは、とても重要なことです。
脱水
無気力やだるさの2つ目の原因として考えられるのは脱水です。
野生のクレステッドゲッコーは暑く乾燥した地域に生息しています。
そのような環境では、クレステッドゲッコーは主に食べ物から水分を補給します。
また、夜露や川の流れ、溜まった水なども舐められます。
基本的に動くものを餌として認識する動物であるため、野生のクレステッドゲッコーは、流れる水、光に反射する水、風に揺れる水面の水、葉から滴る水など、動くものを餌として舐めます。
そのため、飼育下のクレステッドゲッコーは脱水症状を起こしやすいのです。
これは、容器に溜まった水を水と認識しないからです。
飼育環境や飼育方法において、水を摂取させる工夫をすることが大切です。
まず、飼育環境や飼い方で積極的に水分補給をさせるためには、昆虫だけでなく新鮮な野菜を与えるようにしましょう。
クレステッドゲッコーは雑食なので、生野菜や茹でた野菜を食べることで自然に水分補給ができます。
また、生き餌だけでなく、水に浸した専用の人工餌を与えることでも水分補給が可能です。
さらに、温かいお風呂に入れることでも水分補給ができます。
25~27度のぬるま湯を用意し、足が浸かる程度に温めてあげましょう。
動き回るとき、体に落ちた水滴をなめたり、揺れる水面に反応して水分補給をします。
クレステッドゲッコーがあまり動かない|病気かどうかを見分けるには?
クレステッドゲッコーが元気がないかどうかを早く見つけるには、環境を改善することで解決することが多いです。
クレステッドゲッコーによく見られる病気のサインは、脱水、くる病などですが、これらの後天的な病気はすべて事前に予防することが可能です。
ケージの大きさ、暖房器具の位置や距離、器具のメンテナンス、給餌方法、水、湿度、温度環境などを調整し、定期的に見直し、観察することで病気の兆候に早く気づきましょう。