コーンスネークの強制給餌の方法!給餌間隔や食べないときの注意点

コーンスネークの強制給餌の方法!給餌間隔や食べないときの注意点

コーンスネークが「マウスや餌を食べない」「ベビー期で栄養が必要なのに食べない」という悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。

特にベビー期は、餌を食べないと十分な栄養を摂取できず成長できないため、強制給餌をさせることも検討しなければなりません。

そこで、コーンスネークが餌を食べないときの強制給餌の方法や、適切な給餌間隔について解説します。


コーンスネークの強制給餌が必要なときとは

コーンスネークの強制給餌は賛否がありますが、行ったほうが良いケースもあります。

そこで、コーンスネークの強制給餌をしたほうが良いケースを3つ見ていきましょう。

孵化したばかりのコーンスネークに餌付けをする

孵化したてのコーンスネークは、餌を食べることを知らないため餌を食べないことがあります。

強制給餌をしたことがきっかけで、餌を食べるようになったというケースも珍しくありません。

さらに、ベビーのコーンスネークは小さいため、餌を食べないと体力が急激に陥ることがあります。

どうしても食べないときには、強制給餌を検討したほうが良いでしょう。

飼育したばかりで環境に慣れていない

コーンスネークを飼育し始めたときは、お腹がすいていても食べないというケースがあります。

特にストック状態が良くないと、強制給餌で体力を回復させる必要があるでしょう。

体力がありそうなアダルトのコーンスネークであれば、自分で食べてもらえるように工夫することも大切です。

原因不明で一切餌を食べないケース

コーンスネークが餌を食べない原因が全くわからないが、突然餌を食べなくなった場合は、強制給餌が必要だといえるでしょう。

弱って命を落とす前に、強制給餌を行います。

強制給餌したことで、再度餌を食べるようになったという例も多いです。

どのようなケースでも、個体の性格や特徴、性質などを理解してから強制給餌をしましょう。

安易に行うのは厳禁です。

どうしても必要な場合に行う強制給餌の方法

どうしても必要な場合に行う強制給餌の方法
安易にコーンスネークの強制給餌を行うのは危険ですが、必要だと判断した場合や、獣医師から自宅で強制給餌をするよう指示があった場合には、強制給餌を行いましょう。

コーンスネークへの強制給餌のポイントを紹介します。

小さい餌を選ぶ

小さい餌ほど落ち込みやすいため、コーンスネークの頭のサイズよりもひと回り小さい餌を用意します。

ピンセットで餌を固定する

ピンクマウスは皮膚が弱いため、強制給餌をしているなかで皮が破れ、大変なことになります。

ピンクマウスの頭をピンセットで固定しましょう。

コーンスネークの口を開ける

コーンスネークは、自分から口を開けてくれることが少ないです。

クリアファイルを蛇の口に挟んで、カーブに沿って滑らせて餌を喉に押し込みましょう。

なお、クリアファイルでコーンスネークの口を傷つけないよう十分に注意が必要です。

スピーディーに強制給餌をする

強制給餌は、コーンスネークに大きなストレスを与えます。

そのため、時間をかけて行うと苦しめることになるでしょう。

スピーディーかつ、慎重に喉の奥に押し込みます。

中途半端に力を入れるとなかなか入らないため、思いきりも大切です。

マウスは横向きに入れる、マウスの首が曲がらないようにするなど意識して、スムーズに押し込みましょう。

ベビーのコーンスネークにおすすめの器具

ベビーのコーンスネークの強制給餌には、ピンキーポンプがおすすめです。

シリンダーの中にマウスを入れ、押し出すことでマウスがミンチ状になります。

液状強制給餌

コーンスネークの強制給餌が必要ということは、消化機能が低下している可能性が高いです。

そのため、強制給餌をする際は液体状の餌を使用するのも良いでしょう。

最終的にはコーンスネークが自分で食べるようにする

強制給餌に慣れると、自力で食べなくなることがあります。

ベビーのコーンスネークに餌を食べさせるときか、最終手段として強制給餌を検討するのは良いですが、基本的にはコーンスネークが自分で餌を食べられるようにしましょう。

個体の大きさによって異なりますが、2~3日おきに強制給餌→置きエサ→切り餌→活餌の順番で与えてみます。

ベビーのコーンスネークは、強制給餌をした次の置き餌で自分の食べることがあります。

しかし、2年ほど強制給餌で生き続けているコーンスネークや、1年ほど強制給餌をしたものが亡くなってしまったという例もあります。

さらに、強制給餌をした翌日に亡くなってしまったという例もあるため、十分に注意が必要です。


コーンスネークの強制給餌は動物病院でやってもらうのがおすすめ

コーンスネークの強制給餌は、自己判断で行うと危険な場合もあります。

明らかに元気がなく、強制給餌→置きエサ→切り餌→活餌の順番でも餌を食べないときには、検討してみても良いといえます。

明らかに元気がないときには、コーンスネークを診察できる動物病院で診てもらい、獣医師の指示を仰いだほうが安心だといえるでしょう。

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