中国の結婚式に出席することになった場合、まず気になるのがご祝儀のことでしょう。
今回は「中国のご祝儀事情」を紹介します。
平均的な金額だけでなく、中国のご祝儀袋の書き方、ご祝儀の包み方、渡すタイミングまで徹底解説します!
中国の結婚式|ご祝儀の平均額は?
中国では結婚式に出席する際、ご祝儀(赤い封筒)も用意します。
日本と同じように、相手との関係によって贈る金額が変わります。
ご祝儀の平均額
一般的な友人や同僚であれば、200~400元程度が平均です。
地域や会社によって異なるので、一緒に出席する人がいる場合は相談して金額を決めましょう。
日本では割り切れない「奇数」が好まれますが、中国では「偶数」が好まれます。
これは「2人で一緒になる」からです。
ただし、広東省など一部の地域では、日本とまったく同じ理由で「奇数」が好まれます。
親しい友人などの場合
親しい友人や深い付き合いがある場合は、600~1000元程度と多めに贈るのがよいでしょう。
中国では数字を略語として使うことが多く、666元(666=「すごい!」)、888元(888=「お金持ちになれますように!」)など、略語と同じ金額を贈る人もいます。
若い人が比較的多いです。
中国の結婚式|ご祝儀袋の書き方
中国のご祝儀袋は、表に柄があり、裏には新郎新婦の名前を書きます。
新郎新婦の名前(任意)、お祝いのメッセージ、自分の名前を書きます。
ちなみに、日本のご祝儀袋を使っても問題ありません。
かえって高級感が出て喜ばれます!
縦書き?横書き?
基本的には縦書きです。
横書きでも構いません。
縦書きの場合は、以下の順番で書きます。
中央:お祝いメッセージ
左下:お名前
中国の結婚式のタブーな言葉
ご祝儀を渡すときに「おめでとうございます」と言うのが一般的です。
日本にもお祝いの席で使ってはいけない言葉があるように、中国の結婚式でも避けるべき言葉があります。
例えば、数字の「3」は「散」と同じ発音なので好まれません。
これは「散る」「バラバラになる」「分散する」を連想させるからです。
また、「寿」は一見めでたい意味に見えますが、中国では「寿命」など人生の終わりを連想させるため、結婚式のようなおめでたい席ではタブーとされています。
今回紹介したお金の贈り物のマナーを頭に入れて、自分も含めて良いムードで新郎新婦をお祝いしましょう!