【ホームヘルパー監修】介護施設でプレゼント｜父の日におすすめのギフト5選｜選び方と注意点

ホームヘルパー2級（訪問介護員2級養成研修課程修了）。
訪問・デイサービス・介護施設を見てきた経験あり。
家族の介護経験も活かして記事を作ります。

父の日におすすめできないプレゼント

定番ともいえるプレゼントも、実は老人ホームではトラブルの原因になることがあります。

父の日におすすめできないプレゼントを以下にまとめました。

なぜこれらの贈り物が推奨されないのか、詳しく説明します。

花束・鉢植え

花束や鉢植えは、贈った後の手入れが大変なのでお勧めできません。

どうしてもお花を贈りたい場合は、プリザーブドフラワーやハーバリウムがおすすめです。

食事について

老人ホームで栄養管理をしている場合、食品が送られてくると管理が難しくなります。

また、内容によっては体調を崩したり、のどに詰まらせるなどの事故を引き起こす可能性もあるので、食品を贈る際は注意が必要です。

アルコール

飲酒を禁止している施設や、医師から飲酒を禁じられている入居者とのトラブルの原因にもなるので、父の日のプレゼントとしてお酒を贈るのは控えましょう。

父の日におすすめのギフト

ここからは、介護施設で生活するお父さんに贈る、父の日のおすすめプレゼントを紹介します。

①趣味の本

お父さんが今興味を持っていることを調べて、本をプレゼントするのも喜ばれます。

また、お父様の趣味に関する本を贈るのも喜ばれます。

ただし、老人ホームに入居してからお父さんに会ったことがなく、今何に興味があるのかわからないという人もいるでしょう。

そのような場合は、老人ホームのスタッフに連絡を取り、現在の趣味や関心事を教えてもらうとよいでしょう。

趣味の話をすることで、他の入居者やスタッフとの会話が弾み、コミュニケーションも促進されます。

②トランプや花札などのカードゲーム

カードゲームは脳トレにもなり、プレゼントにも最適です。

特に花札は男性なら一度は遊んだことのある身近なゲームのため、男性入居者にも喜ばれること間違いなしです。

③電気シェーバー

老人ホームなどの介護施設で生活していると、デリケートな作業であるシェーバーのお手入れが難しく、数カ月後には劣化が始まってしまいます。

介護施設ではカミソリなど鋭利なものは基本的に使用禁止のため、電気シェーバーがおすすめです。

剃りにくいシェーバーでヒゲを剃るのはストレスになり、お父さんのやる気がなくなったり、スタッフが介助するときに剃りにくかったりします。

介護施設でもかっこよく、スタッフからも好かれるような電気シェーバーをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

④帽子

7月～9月の暑い時期、散歩の際に熱中症予防に帽子をプレゼントすると喜ばれます。

ただ、色や柄は好みが分かれるので、一緒に選びに行くのがいいかもしれません。

⑤アレクサ（アマゾン・エコー）

アレクサは、Amazonのスマートスピーカー「アマゾン・エコー（Amazon Echo）」で使える音声サービス。

アレクサ」に話しかけるだけで、さまざまな操作を簡単に行うことができます。

また、アレクサができることをカスタマイズすることもできます。

例えば、天気予報やニュース、ラジオを聞いたりできます。

お父さんとの会話に慣れてきたら、「アレクサ、天気予報を教えて」「アレクサ、ニュースを教えて」「アレクサ、電気を消して」などと言えば、お父さんも喜んでくれるでしょう。

注意点は、Wi-Fiが必須であることと、アマゾンと契約しないとできないことがあること。

しかし、アレクサなら音声入力ができるため、あらゆる指示をストレスなく出すことができます。

操作スペースがほとんどないことから、何かをいじって壊してしまう心配もありません。

一日誰ともしゃべらなくても、アレクサに話しかけ、命令したり、音楽を聴いたり、知識を学んだりするのは刺激になるでしょう。

施設によっては名前が長かったり、カタカナで書かれていたりして間違えやすいので、必ず確認して書きます。

施設名を書いたら、その下に本人の名前を書き、施設名の後に「内」をつけるのもよいでしょう。

母の日といえばカーネーションを贈るのが一般的ですが、父の日はどうでしょうか。

ネクタイやハンカチ、お酒などがいいのでは……と思う方も多いのではないでしょうか。

紹介したプレゼントを参考に、介護が必要、もしくは介護施設にいるお父さんに父の日のプレゼントを送ってみましょう。