大掃除を短い時間で終わらせるためのコツ

                                                                  大掃除をしようと考えると、気が重くなってしまう人も多いのではないでしょうか。大掃除は何日もかかるものであり、時間に余裕がなければ難しいと感じてしまいます。しかし、いくつかのポイントを押さえると、大掃除は意外と簡単に終わるものです。気持ちにも時間にも負担をかけずに大掃除をする際には、掃除に必要な道具を用意しておくことと、掃除のスケジュールを立てて無駄な作業を減らすことが大きなポイントとなります。大掃除を簡単に終わらせるための、具体的な手順とコツを見ていきましょう。

簡単に終わらせるために押さえておきたい大掃除の基本

大掃除を簡単に終わらせるためには、「掃除」そのものの基本を押さえておくことが大切です。細かな部分をきれいにする前に、基本を理解してからはじめましょう。大掃除をするうえで前提となる、2つのポイントを紹介します。

使っていないものを捨てる

引っ越しをしてから時間が経過していたり、同じ家に長期間住んでいたりすると、購入してから数年間、同じ場所に置かれている物があるというケースも多いです。何年も使っていない家電製品など、部屋の大きなスペースを占めている物は、真っ先に捨てましょう。大きな物を捨てるだけでも家の中がすっきりとして見えるため、大掃除を開始するにあたってモチベーションもあがります。また、物を移動させて掃除をする必要もなくなり、大掃除をスムーズに進められます。

「上から下へ」「奥から手前」を守る

掃除の基本は、「上から下へ」「奥から手前」です。掃除をする際には天井から行い、最終的に最も下にある床を掃除することになります。例えば、床の掃除から開始し、最終的天井の掃除をした場合、天井のホコリは床に落ちてしまうでしょう。掃除が住んでいる床に天井のホコリを落としてしまえば、床を2回も掃除しなければなりません。「奥から手間」も同様であり、棚の手前を掃除したあとに奥からホコリをかきだしてしまえば、再度手前の掃除を行わなければならないのです。二度手間にならないよう、「上から下へ」「奥から手前」の基本的な流れを守ることが大切です。手間をかけず、掃除の時間を短縮するためにも、基本を念頭に進めましょう。

しっかりとした段取りが大掃除を簡単に終わらせるポイント


大掃除を簡単に終わらせるためには、段取りが大切です。スケジュールやリストアップなど、事前の準備を入念に行うことは、「掃除」という1つの作業をこなすうえで重要になります。たかが掃除とあなどらず、段取りの確認から取りかかりましょう。

大掃除のスケジュールを立てる

大掃除では掃除をする場所が多いため、スケジュールを立てずに汚れが気になる部分からはじめてしまうと、二度手間になる可能性も高くなります。また、大掃除は数日間かけて行うのではなく、一気に済ませてしまいたいものです。短時間で済ませるためにも、夫(妻)や子どもの休みといった家族全員でスケジューリングすることがポイントとなります。

掃除する場所と順番を決める

大掃除のスケジュールを立てるにあたって確認したいことは、洗剤をなじませて時間をおき、洗い流す場所はどこなのかという点です。油汚れが目立つキッチンやカビが発生しやすい浴室が挙げられますが、放置する時間は30分以上が目安となるため、夕方以降に取りかかると1日で大掃除が終わらない可能性もあります。そのため、洗剤をなじませて放置しなければならない場所の把握と、午前中になじませる作業を行うスケジュールを立てなければなりません。放置している時間に別の場所を掃除することで、効率よく大掃除を行えるでしょう。家族のスケジュール確認と、掃除する場所の順番を同時に考えることが大切です。


大掃除を簡単にするための掃除用品

大掃除をスムーズに行うためには、掃除用品や洗剤の準備も忘れないようにしましょう。大掃除を開始してから掃除用品がないことに気付いたり、どこにあるのか分からなかったりとなれば、手が止まってしまいスムーズに進まなくなります。また、ホコリを吸い込んでしまい、体調が悪化することもあるのです。そこで、大掃除を簡単に進めるための必須アイテムを紹介します。

必ず準備しておくべき掃除用品

大掃除を簡単に行うために必要なものとして、主に6つの掃除用品が挙げられます。1つ目は、ホコリを防ぐマスクとバンダナです。大掃除は、毎日掃除をしない場所のホコリをかき出したり、普段動かさない物を動かしたりといった作業により、ホコリを避けられません。ホコリには雑菌が繁殖していることもあり、吸い込むと風邪の原因にもなります。

また、天井や棚の上などを掃除する際にはホコリをかぶることもあるため、バンダナも用意するとよいでしょう。2つ目は、手を守るための軍手やゴム手袋です。3つ目に拭き掃除に必要な雑巾とバケツのセット、4つ目に細かい部分を掃除する際の使い古し歯ブラシや割りばし、つまようじも準備します。

5つ目は、物を移動させて一時的に置く際に使用する新聞紙、6つ目にエプロンです。エプロンは、使い古した歯ブラシやゴム手袋の替えなど、細かな掃除用具をポケットに入れて持ち歩くこともできます。用意した掃除用品は、1カ所にまとめておきましょう。家族全員で行う際、用具のある場所を把握していなければ、場所を聞かれるたびに掃除の手が止まってしまうためです。

あると便利な掃除掃除用品

大掃除を簡単にするための基本的な掃除用品のほかにも、用意しておくと便利なものもあります。重曹やクエン酸、マイクロファイバータオル、ハンディワイパー、フロアワイパーなどを揃えると、汚れを落としやすくなるでしょう。重曹は、弱アルカリ性の性質があり、酸性の汚れが中和されるため、汚れが落としやすくなります。油汚れや焦げつきなどの汚れを落とすだけではなく、ニオイを吸収する作用もあるため、きれいにすると同時に消臭効果も期待できるのです。

クエン酸を大掃除に使用する際には、スプレーボトルに水500mlと粉末クエン酸を小さじ2杯ほど入れてたものを使用します。汚れが落ちない場合にはクエン酸の量を増やしたり、粉末のまま使用する方法も有効です。ほかにも、アルコール除菌スプレー、エアコン用洗浄スプレーなども用意します。


大掃除を効率よく簡単に進めるための手順

大掃除を簡単に行うための手順として、まず、掃除リストの作成と掃除用具の準備からはじめます。掃除に取りかかる際は、最初に不用品を処分し、次に食べ物のカスや油汚れ、水が飛び散るキッチンを掃除しましょう。キッチンのあと、トイレ・浴室・洗面所などの水回り、玄関から遠い順に各部屋の掃除を行い、最後に玄関を掃除します。順番を意識して掃除を進めると、1日で終わらせることも可能でしょう。

場所別に確認!大掃除で簡単にキレイにするためのコツ

簡単に家をきれいにするためのコツを、掃除する場所ごとに紹介します。場所ごとに異なる性質の汚れが付着しているため、使用する掃除用品も変える必要があるのです。大掃除を簡単に終わらせるためには、スケジュールやリストアップと同等に、スムーズに汚れを落とすことも重要であるといえます。

キッチン

換気扇のフィルタやコンロのパーツを洗えるよう、先に食器やシンク周りを片付けます。調理道具や食器用スポンジ、洗剤は、シンクの下や新聞紙を広げた上に置くとよいでしょう。換気扇、コンロ回り、電子レンジ、シンクの順番で掃除を進めると効率的です。

換気扇は、調理中の蒸気に乗った油が付着して固まるため、最も厄介な場所であるといえます。換気扇の掃除は、取扱説明書を確認しながら分解したあと、濃度が高い重層水や重層スプレーを吹き付けて放置し、汚れが浮いたらスポンジと歯ブラシを使用して落とす方法です。重層を粉末のまま使用すると、消臭作用によって油の臭いも軽減できるでしょう。

コンロは、最初に五徳を重層水に付け置きし、天板は重曹スプレーと歯ブラシで擦って汚れを落とします。電子レンジやオーブンレンジの中の掃除は、重曹水の蒸気で浮かせて拭く方法です。 耐熱容器に水1カップと重層大さじ2杯を入れて混ぜ、3分温めて、扉は開けずに20分放置します。蒸気でも落ちない汚れは、重曹と水少々を混ぜたペースト状のものを使用し、歯ブラシで擦り取る方法が有効です。最後に、シンクに付着した水垢にはクエン酸、排水口の汚れには重層を使用します。

浴室

浴室は、排水口やシャワーヘッドなど細かな部分ごとに、きれいにするためのコツが異なります。排水口は、歯ブラシ4本ほどを輪ゴムで束ね、擦り洗いをしましょう。シャワーヘッドの掃除は、洗面器に水6:酢1の比率で入れた中に浸け置きし、汚れが落ちたら歯ブラシで擦って汚れを落とす方法です。ドアパッキンなどに目立つ黒カビは、歯ブラシである程度の汚れを取り除いたあとカビ取り剤を吹きかけ、ラップで10分以上パックしておくと落としやすくなります。水垢が目立つ鏡は、酸性洗剤もしくは酸性の性質があるクエン酸水を使用する方法が最適です。

トイレ

トイレは、定期的に掃除する人も多いのではないでしょうか。しかし、細かい部分には汚れが蓄積していることもあるため、大掃除の際には壁や窓、便器のすき間もきれいにしましょう。便器の縁裏は、重層もしくはクリームクレンザーを歯ブラシにつけ、擦って掃除をします。ウォッシュレットの吹き出し口の掃除は、クエン酸水をスプレー吹きつけて歯ブラシで磨く方法です。便器のぬめりや黒カビなど酸性の汚れには、重曹水スプレーを吹きつけて3分程放置して、トイレ用ブラシで磨きます。また、便器につく尿石などの黒ずみ汚れはアルカリ性であるため、重層では落とせないケースもあるのです。重層では効果がない場合、トイレットベーパーを貼り付け、上からトイレ用洗剤をスプレーして汚れに浸透させたあとに、擦り洗いをしましょう。

洗面台

洗面台の排水口には、重層もしくはアルカリ性洗剤を振りかけ、奥のほうまで歯ブラシでこすり洗いをします。蛇口やぬめりには、中性洗剤を使用して擦り落としましょう。不要なストッキングがあれば、水アカをストッキングで磨く方法も有効です。水滴が飛びやすく水垢が目立つ鏡は、エタノールを吹きかけてマイクロファイバークロスで磨くと、簡単にきれいになります。

リビング

リビングは、天井、壁、照明器具、エアコン、カーテンと、上から下に掃除することがポイントです。天井はフロアワイパーにウェットシートを装着して拭き取り、壁の汚れは重層もしくはアルカリ性洗剤できれいにします。
照明器具を掃除する際には、ハンディワイパーを使用するか、軍手をはめて撫でるように汚れを落としましょう。

ハタキなどを使用すると、照明器具が割れてしまう場合もあるため、注意が必要です。また、溜まっていたホコリが部屋中に舞うことを防ぐためにも、しっかりとホコリを取れる掃除用品を使用します。エアコンの掃除は、歯ブラシやエアコン用の洗浄スプレーを使用して、フィルターやエアコンファンをきれいにする方法です。最後に掃除をするカーテンは、一見きれいに見えていても、ホコリや油分を吸収して汚れています。洗濯ネットに入れて洗濯をしますが、洗濯前に必ず素材を確認しなければなりません。洗濯機を使用しない場合は、手洗いで汚れを落とす方法になります。

窓ガラス

窓ガラスの外側は、雑巾で水拭きをしたあと、アルカリ性洗剤を吹きつけて拭きます。内側は、マイクロファイバークロスで水拭きしてから、乾いた雑巾で拭きましょう。窓サッシには細かな汚れが入り込んでいるため、歯ブラシ、つまようじなどで掻き出してきれいにするか、掃除機を使用してから拭き掃除をします。
掃除をしたあとの窓ガラスに水垢が残らないよう、から拭きを重視することがポイントです。

玄関

玄関のタイルは、掃除機で大きなゴミやホコリを掃除たあと、乾いた雑巾もしくはしっかりと絞った濡れ雑巾で拭きます。黒ずみやシミが取れない場合は、重層とメラミンスポンジを使用して擦り洗いをしましょう。ドアノブの掃除は、表裏、金具の細かい部分も、しっかりと絞った雑巾で拭いて磨く方法です。靴箱の掃除は、靴をすべて取り出し、隙間用ノズルをセットした掃除機で大きなゴミを吸い取ったあと、重曹水を含ませた雑巾で棚を拭きます。最後に乾いた雑巾で靴箱の中と外のから拭きをしたら、玄関の掃除も完了です。

しっかりと準備すれば大掃除も簡単

目につく場所を手当たり次第に掃除すると、二度手間になったり効率が悪くなったりと、簡単に済ませることは難しくなります。しかし、掃除用品を揃えるなど、事前の準備を行うことで、非常にスムーズに大掃除を済ませることは可能です。さらに、効率性を重視して、スケジュール調整や、家族全員で行う場合には掃除する場所の分担も行います。事前準備から場所別の掃除方法までを参考にして、大掃除を効率よく終わらせましょう。