子供の社会性を育むための保育士の役割と具体的な方法

                                                                  保育園に通う年齢の子どもは、観察力や主体性が発達しはじめています。保育士は、子どもに対する適度な関心と期待を持って接するため、子どもが自己肯定感や社会性、学習意欲を育みやすいのです。また、主体性が発達しますが周囲への配慮まではできず、子ども同士のケンカも起こりやすくなります。保育士があいだに入り、自分中心ではない周囲の人間との関わりかた、約束や決まりを守らなければいけないことも学べるようにしてあげなければなりません。

成長をサポートする

子どもの年齢に応じて、生活の中で必要な知識を学ばせることも、保育士の役割です。食事や衣服の着脱、手洗いやうがいなど身の回りのことを、子どもが1人でもできるように見守ったり、一緒に行ってあげたりと、生活習慣が身につくようにサポートします。子どもの「自分でやる」という気持ちを優先すると、周囲のに助けを求めるのではなく、手伝いたいという気持ちが育まれるものです。

そのため、子どもの様子を見ながら、手伝う範囲を決める必要があります。年齢が低いほど発達には個人差があるため、子ども1人1人に合った成長のサポートも大切です。また、子どもは遊んでいる中でたくさんのことを学びます。そこで、ハロウィン・クリスマスといった季節を感じるイベントや、プールなどの活動も取り入れているのです。保育士は、安全に遊ばせたり一緒に楽しんだりといったことだけではなく、子どもの年齢に適した遊びかたで、精神面の安定や成長もサポートしています。

健康に気を配る

保育士は、子どもの命を預かることになるため、健康に気を気を配ることは必須です。朝、保護者に健康状態を確認し、子どもに変わった様子はないかを確認します。アレルギーや障害を持つ子どもの体調の変化にも、十分に気を付けなければなりません。子どもは、急な発熱や、大きな体調の変化も起こしやすいです。保護者への確認後も、保育時間中の変化や食欲の有無など、子どもの健康に気を配ります。
多少の変化も見逃さず、体調に変化がある場合には保護者への連絡を行い、迎えに来てもらわなければなりません。また、手洗いうがいの重要性を指導することで、風邪や感染症の予防も行います。

保護者の悩みに応える

以前は「保護者に対する支援」とされていた保育士指針ですが、H30年2月の改定後「子育て支援」として、子どもの保護者のみならず、子育てをする親のため支援が行われることとなりました。悩みを聞いたり、子どもと接するプロとしてのアドバイスをしたりといった支援は、保育士の業務上必須です。

また、保育園に通う子どもの保護者に対しては、保育士の目線で見た子どもの成長や変化を伝え、親として自信を持てるように接する必要があります。親が自信を持つことで、教育方針が定まったり家庭内での関係性がより良好になったりと、子どもの健全な成長につながるでしょう。

保育士が果たす役割は非常に大きい

保育士は、一定時間面倒を見れない親のために子どもを預かっているという時点で、非常に大きな役割を果たしているともいえます。ほかにもたくさんの役割を果たしており、多くは子どもの成長に関わる内容です。
子どもの自主性を高めるためには、保育士や保育園の取り組みも重要になります。子どもが自分でできないことを手伝ったり、成長に合わせて手伝う内容を変えたりといった、臨機応変な対応も求められるのです。また、保育士の役割には、保護者を支援する内容も含まれます。悩みを解消できるように支援することで、子どもの健康や成長にもよい影響を与えるためです。

保育士は、子どもの世話をする、一緒に遊んであげるといった役割だけではなく、子育て全般のサポートであるともいえます。子どもと保護者の両方と、密に接する保育士だからこその大きな役割であり、やりがいも感じられるのではないでしょうか。