注文住宅の予算の決め方と資金計画

頭金について

通常、住宅購入を一括、現金で購入できる人はまれです。通常のサラリーマンであれば、ほとんどのケースが、ローンを組むことになります。その場合には頭金が必要で、
一般的には、
・住宅購入額の20%以上、
・少なくても10%は用意したほうがいいと言われています。
頭金は、現在の貯蓄額から入居するための引越し費用、仮住まい費用などを引いて、支払可能額を割り出します。

住宅ローンにまつわるシミュレーター

A. 世帯年収から融資可能な金額を試算するもの、B. 毎月捻出できるローンの返済額から適正予算を割り出すもの の2パターンあります。時にはB(返せる額)をA(借りられる額) が上回ることもありますが、その場合はBを参考にするべきです。

住宅購入金額

頭金1,000万円(住宅購入額の20%)用意できるようなら、4,000万円までの住宅を購入できる計算になります。ただし、年収や完済までの期間を考えると、一概に4,000万円までの住宅ローンを組めるとは言い切れません。
そこで、留意しなければならないのは、下記の点です。
イ)現在の年齢から返済期間を計算し、無理のない返済計画を立てる。

ロ)不確定要素を考慮する。
例えば、現在35歳で65歳までが返済期間とすると、完済までに30年を要することになります。低金利ローンが利息の面から魅力的ですが、金利変動型や固定期間選択型のケースが、30年の返済期間の間には景気の変動などを考慮して考える必要があります。

逆に、金利は多少高くても、返済期間中の支払い金額がハッキリとした全期間固定型も選択肢の一つとして考えるべきでしょう。

適正な注文住宅の予算計画と資金計画(ローン返済計画の立案)

まず、「借りられる額と返せる額は違う」を認識する事です。
すなわち、年収から計算される融資可能額と適正な返済額とを区別して考えなければなりません。融資可能額ギリギリの高額な住宅の購入資金計画は避けるべきです。
いくら借りられるか、ではなく、いくら返していけるかをベースに考える必要があります。自分たち家族にとって無理のない資金計画がどんなものかしっかりと見極めて、安心して支払っていけるローン計画を立案することが肝要です。

家は建てて終わりではありません。
賃貸物件に住んでいる人なら、屋根が雨漏りしたら大家さんが修繕してくれたでしょうが、持ち家となると各種修繕費はすべて自分持ちです。外壁も屋根も経年によって傷みが出ます。それらの修繕費の積み立てや、固定資産税の支払いなども忘れずに、将来の住宅にかかる経費として計上してください。

すなわち、持家であっても、マンションの修繕積立金に相当するメンテナンス費用が持家の戸建住宅にも必要なのです。
上記の点を十分に考慮の上、適性なローン編成計画の下で、マイホームの資金計画をたてましょう。

注文住宅と諸費用について

・土地や建物など不動産を購入する場合、必ず仲介手数料が発生しますが、取引金額の3%+6万円が一般的です。
・ローンの場合にかかる費用としては、抵当権設定登記費用・印紙税・生命保険料・火災保険料・融資手数料・ローン保証料などがあります。
・登記手続きの費用としては、土地家屋調査士と、所有権保存登記に司法書士へ、それぞれ報酬を支払います。

また戸建て・土地を購入する際には、所有権移転登記が、建替えをする場合には建物の消失登記が必要となります。報酬額としてはだいたい2~5万円ですが、登記の際には登録免許税がかかります。

・引越し費用は、距離や規模・引越し業者で変わるため、3社程度の業者に見積もりを依頼した方がいいでしょう。
・建替えをする場合、家が完成するまで長いと1年程かかることもあるので、仮住まいが必要となってきます。
・家具や調度品等は、もちろんこだわればこだわるほど費用がかかります。サイズの変わるカーテンなどは必須ですね。

各種修繕費や固定資産税の存在もお忘れなく

賃貸物件なら、雨漏りが生じたり給湯器が故障したりしても、大家さんが修繕してくれたことでしょう。しかし、持ち家だと各種修繕費はすべて自分持ちです。
憧れていたマイホーム。どんなに大切に使っていても、外壁や屋根は経年劣化が必ず生じます。それらの修繕費は忘れずに積み立てておきましょう。また、固定資産税も忘れてはなりません。
注文住宅の資金計画を行なうときにはいくつか注意点があります。最も忘れてはならない注意点は「借りられる額」と「返せる額」は違うということです。

明確にすべきは、いくら借りられるか、ではなく、いくら返していけるか、なのです。自分たち家族にとって無理のない資金計画をしっかり見極めることで、ローン返済期間も安心した生活を送ることができるでしょう。 予算がオーバーしそうな場合は、設計士へコストダウンの方法を検討してもらうのも1つの手です。 予算に合った家づくりを考えていきましょう。

相場よりも安く予算内で家を建てるには?

建物の形はシンプルに。
複雑な形の建物はコーナーが多いため、コストアップに。同じ面積でも凹凸の多い形状より、極端にいえば正方形の方が安価です。